すっかり春の陽気になり、町中の花が咲き乱れているとっても美しいフィレンツェ。先週からは藤の花が満開で、まさに今、見ごろを迎えています。日本では藤の花はきちんと整えられ、整然かつおしとやかなイメージでしたが、フィレンツェの藤の花はワイルド!豪快に咲き乱れているように感じます。なんだか花にまで国民性が表れているような… 😆
整然なんて興味ない、美しく魅せることが大事!というイタリア人について書いた過去の記事はこちらです→「イタリア人を一枚の写真で表すと!?」
藤の花はイタリア語でglicine(グリチネ)といいます。昨夜、友人のアレッサンドラたちと夕食をしていた時に、アレッサンドラから「グリチネは美味しいのよ。知ってる?」と言われ、とても驚きました!「え?食べたことないの?とっても甘いのよ。小さい時、うちの近くに巨大なグリチネがあって、いっつも食べてた。」とのこと。日本では藤の花は高いところにあったりするので、子供は手が届かなかったりします。さっそく、イタリアで藤の花、食べてみよう・・・。
見ごろを迎えている藤の花を楽しみながら食事できる絶景レストランがフィレンツェにあります。この時期・・ではなく、「まさに今すぐ」行くべきレストランです!
(これらの写真は昨年、同時期に訪れた時に撮影したものなので、今年の花の咲き具合が少々違うかもしれません。あらかじめご了承くださいませ。)
分厚い藤の花のカーテンが出迎えてくれます!
テラス席のテーブルからの眺めもこの通り。見渡す限り、藤、藤、藤。
こちらの藤の花が咲き誇る眺めを楽しみながら食事できるレストランはLa terazza del principe(ラ・テラッツァ・デル・プリンチペ)、王子様のテラスという名前のレストランです。ミケランジェロ広場から下る坂道の途中にありますが、看板が小さく、うっかり素通りしてしまいがちな場所にあります。
藤の花が素晴らしいだけでなく、食事もとても美味しいですよ。
シーフード・カルボナーラ。
イカスミのパスタ。
こちらのレストラン、藤の花の見ごろに行くのがベストではありますが、そうはいっても藤の花はすぐに散ってしまいます。ですが、藤の花だけが見どころではないのがこのレストラン。トスカーナの絶景も広がっています。
秋先まで、テラス席は人気が集中しそう。こちらのレストランは、「ヤン坊、マー坊、天気予報」でお馴染みのヤンマーのイタリア研究開発所の社長さんにご紹介して頂きました。ヤンマーさん、このレストランの近くの、素晴らしい景色が広がる場所にイタリア研究開発所を構えているんです。ご案内して頂きましたが、羨ましいほどの仕事環境でした!
今がまさに見ごろ!この時期にフィレンツェを訪れる方にはお勧めですよ!
La terazza del principe (ラ・テラッツァ・デル・プリンチペ)
住所 Viale Niccolò Machiavelli 10 – 50125 Firenze
電話 055.224104
HP http://www.laterrazzadelprincipe.com/
きたとしかず says
藤の花がイタリアでも咲いているのを見て最初はびっくりしました。
ブログで拝見したのと同じように壁に這う蔦のような咲き方でしたが、イタリアにもあるんだと思うとすごく親しみを感じました。
そういえばシチリアにはグリチネというワインもありますね。イタリアでも愛される花なんですね~
Mako says
きたとしかずさん、コメントありがとうございます。私もなぜかイタリアで藤の花が咲くというイメージがなかったので最初驚きました。藤の花のアーチが素晴らしい庭園の記事も書いたので、よかったらそちらも是非ご覧になってください。へ~!グリチネというワインがあるとは知らなかったです!今度見つけて飲んでみます。情報ありがとうございます。