今年のシルバーウィーク、フィレンツェにも多くの日本人観光客
フィレンツェで暮らしていると、日本の暦に疎くなりがちですが、日本の連休はすぐにわかります。というのも、急に日本人観光客が増えるからです。9月のシルバーウィークも、多くの日本人観光客を見かけました。他では5月のゴールデンウィーク、年末年始、3月の学生旅行シーズンもいつもより日本人観光客がぐっと増えます。
一目で「あ、日本人!」
ところで、フィレンツェという街は、冬以外は年がら年中、世界中から押し寄せる観光客で賑わっています。まさにカオス、フィレンツェの一番の観光名所ドゥオモの前に一日いたら、世界中の言語を覚えられるんじゃないかと思うほど、多国籍の人たちで溢れています。アジアからの観光客もかなり多く、韓国人と中国人の観光客は日本人よりも見かけます。そんな多国籍の人たちが入り混じるフィレンツェの街でも、実は日本人は後ろからでも一目で「あ、日本人!」ってわかるんですよ。それは・・・
真っ黒のタイツ&レギンスは日本人だけ!
40度を超えるような猛暑の夏でも、日本人女性は真っ黒のタイツかレギンスを履いています。これは日本人だけの特徴。韓国人女性はショートパンツかミニスカートに生足が定番、中国人女性も基本的に生足です。アジア系以外は男女問わず短パン&スカートに生足。日本人だけがタイツ&レギンス。日焼けを異常なまでに嫌うのは日本人女性の特徴なので、日焼け対策ということはわかるのですが、なぜか必ず色は真っ黒なんです。
この姿に対し、現地のイタリア人たちはなんと言っているか。「おいおい、どう考えても暑いだろ!」はい、もっともな意見です。まず、日焼けが大好きなイタリア人たちには「日焼けしたくない」という気持ちがわかりません。そして、日本独特の「生足をむき出しにするのはあまり良しと思われない。太い太ももを他人様に見せるのはみっともない。」という発想もありません。他人の目よりも、自分の快適さを重視する国民のイタリア人には全くもって理解できないファッション。「なぜこんなに暑いのに、あんな暑苦しいものを履くんだ?!」と、かなり不思議な目で見ています。
実は私も日焼けしたくなくて、イタリアに来て最初の夏はタイツを履いたり、ジーンズを履いたりしていました。ですが、イタリア人たちからあまりに「頭がおかしいんじゃないか」と言われるので、どうしたもんだか・・と悩んでいました。そこで、海外生活の基本「郷に入りては郷に従え」に則り、思い切って足を出してみました。日本ではもう何年も穿いていなかったショートパンツ!
日本だと気恥ずかしいショートパンツですが、イタリアでは全くなんてことないんですよ。周りがみんなショートパンツなので、むしろ長ズボンの方がジロジロ見られたりします。イタリアも夏は暑いですから、ショートパンツは涼しくて快適です。ただ、悲しいかな、やっぱりとても日焼けします。SPF50の日焼け止めクリームを何度も塗りましたが、それでも日焼けはしてしまいました。
今年の夏は、薄手の素材の長いズボンを買おうとイタリアで探したところ、見つけたのがガウチョパンツ。オシャレさよりも、利便性で購入したのですが、意外にも日本で大流行中。日本の流行ど真ん中のアイテムを奇遇にもイタリアで手に入れましたが、これはもう本当に便利。夏のバカンスに持って行ったのですが、軽くて小さく畳めて、しかも皺にならない。裾が広がったままで素材がサラサラしているので涼しいですし、旅行の間、ガウチョパンツの出番が一番多く、とっても快適でした。過去に流行したベロア素材のジャージーパンツ以来の快適さ。まさに旅行に最適のアイテムだと思います。
夏のイタリア旅行、ガウチョパンツがお勧めですよ!
もちろん、冬はイタリア人&他の外国人だって、タイツもレギンスも穿きます。ですが、真夏に真っ黒のタイツ&レギンス姿は最初の写真をご覧頂いた通りで、イタリアではかなり浮きます。そして、一目で日本人観光客とわかるということは、スリにも狙われやすいことを意味します。ですので、夏は長い丈でも快適なガウチョパンツ、お勧めです。あまりに今年、流行し過ぎて、来年は流行遅れでNGなんてことのならないように祈りたいものですが・・・。
他にもイタリア人は日本人観光客のこんなところを見ています・・という記事のこちらもどうぞ。当ブログで一番読まれている記事です。→【イタリア人より「日本人観光客へファッションアドバイス」】
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