40周年を迎えた世界最大規模の子供ファッション見本市、PITTI BIMBO(ピッティ・ビンボ)
世界最大規模の子供ファッション見本市PITTI BIMBO(ピッティ・ビンボ)が、今年もフィレンツェのFORTEZZA DA BASSO(フォルテッツァ・ダ・バッソ)にて、6月25日~27日に開かれました。このBIMBOの1週間前には、PITTI UOMO(ピッティ・ウオモ)、男性ファッション見本市が開かれるのですが、UOMOに比べてBIMBOは規模も小さく、来場者数も少ないので、落ち着いてテナントを見ることができます。
イタリアでは高級ブランドショップがキッズ専門店舗を次々にオープン
ここ数年、キッズラインに力を入れる高級ブランドが増えていて、フィレンツェのトルナブオーニ通り(高級ブランドショップが立ち並ぶ通り)に、GUCCIや DOLCE & GABBANA、ARMANIが子供専門店舗をオープンさせています。
個人的に可愛いと思っているイタリアの高級・子供服ブランド、il gufo(イル・グーフォ)も今年はPITTI BIMBOのテナントの規模も大きくなっていて、人気のほどがうかがえました。いつの間にか日本語のホームページもできています。日本へ上陸する日も近いかもしれません。フィレンツェではトルナブオーニ通りに店舗があります。

2014年12月撮影
イタリアの伝統的なこの飾り、何に使うかわかりますか?
ところで、PITTI BIMBOでも、イタリアの街の中でも、日本では見かけることのないこの飾りをよく目にします。色は必ず、淡いピンクとブルーで、文字が記されています。これ、何に使うかご存知ですか?
答えは、生まれてきた赤ちゃんの性別を知らせる飾りです!飾りに書かれている、Sono nato/a というのは「産まれました」という意味。ピンクが女の子、ブルーが男の子。Sono nato/a の代わりに赤ちゃんの名前を刺繍したりもします。これを、自宅のドアにかけておくと、「この家は男の子/女の子が産まれたんだ」と近所に知らせることができます。
こちらはEccomi(ほら、僕/わたしだよ!)と書かれています。日本には馴染みのないものですが、飾り自体がとても可愛らしいので、赤ちゃんが生まれた親戚やご友人へのお土産にも珍しくて喜ばれるかもしれません。軽くてかさばらないので、日本へ持ち運ぶのも楽です。
2015年6月26日、アメリカの連邦最高裁判所が同性婚を認める判断を示し、全米で同性婚が合法化されたばかり。ジェンダー区別の見直しも進みそうですが、この先、この飾りがピンクやブルーではなく、レインボーカラーになる日が来るかもしれませんね?!
イタリアには可愛いハンドメイドのアイテムを製造している家族経営企業があります。
こうした伝統的な飾りや、子供服などをトスカーナ州で製造している会社のひとつ、SQUASH SAS(スクアッシュ・エッセ・アー・エッセ)をご紹介します。SQUASHは1988年創業、写真のアルバムは飾り箱の製造会社として始まりました。現在では、それ以外にも、子供服や、タオル、ホーム雑貨など様々な商品を展開、職人がハンドメイドで丁寧に作っています。PITTI BIMBOでもすっかり常連、毎年テナントを出しています。
現在は創業者の子供たちが企業を継いで経営していますが、彼らは仕事で来日したことがあり、大の親日家。会うたびに「日本は良かった。日本の食べ物はとても美味しかった。是非、また行きたい!」と話しています。また、「日本のお客さんはイタリアのデザインの良さを理解してくれて、商品を気に入ってくれるから嬉しい」とも話してくれました。

日本人にも人気なヨーロッパ調のアイテムの数々
SQUASH & AmicaMako でコラボレーションを企画中♪
ギフトに喜ばれそうな可愛らしい商品も沢山あり、「こういうの日本にあったらいいな・・」なんていう商品アイデアが色々浮かんできました。私が経営する、フィレンツェ発オンラインショップAmicaMako(アミーカ・マコ)でも、なにか一緒にコラボレーションをしてオリジナル商品ができないか、現在SQUASHと企画中です。いつか実現するといいな・・と思っていますので、またこの企画が何か進展ありましたら、このブログでもお伝えしますね。
誕生を知らすアイテム知りませんでした。
可愛らしくて、出産記念にプレゼントとかしたら素敵!
きたとしかずさん、いつもコメントありがとうございます!
イタリアの街を歩いていると、ドアにこの飾りがかかっているのを時々見かけます~。