フィレンツェの地元っ子に愛されている「ラ・ベッパ・フィオライア」
当ブログ二度目の登場、La Beppa Fioraia(ラ・ベッパ・フィオライア)。一度目は「ミケランジェロ広場観光の帰りに寄りたいオシャレなレストラン」としてご紹介しました。「オシャレな雰囲気&コストパフォーマンスの良さ&美味しい」と三拍子そろったレストランでいつも地元のイタリア人で混みあっています。店内もとても可愛らしいのですが、この時期は広い自慢の庭での食事も最高です。

店内の飾りつけも超キュート。インテリアのナイスアイデアがいっぱい!
料理は王道&オリジナリティ溢れる創作イタリアン
料理は王道トスカーナ料理の他、若きイタリア人シェフによる創作料理も。盛り付けも素晴らしく、見た目にも美しいので、料理一皿一皿に思わず歓喜してしまいます。
~ラ・ベッパ・フィオライア名物!「Tagliere Beppa(タリエレ・ベッパ)」~
これと美味しい赤ワインさえあれば幸せ、という一品。前菜の盛り合わせですが、これが最初に出てくるだけで気分上昇、どれから手を付けようかワクワクします。
内容は「Prosciutto crudo, Salame, Finocchiona, Soprassata, Pecorino stagionato, Pecorino semistagionato, Stracchino, Patè di fegatino, Marmellate, Terrina di fegato e gelatina di frutta, Funghi sott’olio, Coccoli」など。
訳しますと「プロシュート生ハム、サラミ、フィノッキオーナ(フィレンツェ名物ウイキョウ入りサラミ)、ソプラッサータ(トスカーナ名物のサラミ)、熟成ペコリーノチーズ、半熟成ペコリーノチーズ、ストラッキーノチーズ、レバーのパテ、ジャム、レバーのテリーヌ、フルーツ・ジェリー、オイル漬けきのこ、コッコリ(揚げパン)」など。
~Cappelletti(カッペッレッティ)、二色のオリーブパウダーがけ~
カッペレッティという詰め物入りパスタに、緑色と黒色の二色のオリーブのパウダーがかかったお料理。
~Risotto del pescatore(リゾット・デル・ペスカトーレ)=漁師のリゾット~
創作イタリアンなプリモピアット(パスタやリゾットなどの一皿目)はメニュー内容が季節などによって変わるので、訪れる度に「今日はどんな料理があるかな?」と楽しみ。ユニークなアイデアと見た目にびっくりした、上の2皿のポイントは「パウダー」。カッペレッティはオリーブなのでなんとなく味が想像できましたが、リゾットにはなんと「コーヒー」のパウダーがかかっていました。ほんのり効いた苦みがリゾットのアクセントになって何とも美味しい。斬新な料理の数々から、若きイタリア人シェフの料理への情熱が伝わってきます。
~Risone con barba bietola rossa e gorgonzola 赤ビーツとゴルゴンゾーラのリゾーネ~
思わず「キャー♡」と声をあげてしまいそうな、とってもキュートなピンクの”パスタ”。これが出てきて胸がキュンキュンしない女性はいないはず?!赤ビーツの甘味とゴルゴンゾーラ・チーズの濃厚さがミックスされ、見た目だけでなく味も◎。リゾットに見えますが、お米の形をした小さなパスタ、Risone(リゾーネ)を使ったパスタ料理です。
~ Tartare di manzo(タルタル・ディ・マンゾ)=生肉のタルタル~
セコンドピアット(お肉やお魚のメイン料理)もひとひねりが効いた料理の数々。赤身の生肉にガーリックチップが載せられた一品。お肉の素材の良さをダイレクトに味わえるシンプルな味付けです。
~Stufato di lingua (ストゥファート・ディ・リングア)=牛タン煮込み~
口の中で溶けるほどやわらか~く煮込んだ牛タン、こちらも素材の味を生かしたシンプルな味付けです。
~Tiramisù(ティラミス)~
イタリアを代表するデザート、ティラミスもラ・ベッパ・フィオライアの手にかかるとこんなにキュート!鉢植え仕立てになっていました。見た目のかわいさはもちろん、味にもびっくり。卵の濃厚な味がどっしり感じられるコッテリしたティラミスは、イタリアで食べたティラミスのベスト5に入ります。
~Cantucci con Vin Santo=カントゥッチ(=トスカーナの堅いビスケット)とヴィン・サント(=トスカーナの甘いワイン)
トスカーナのレストランのデザートメニューに必ずある超定番のカントゥッチ&ヴィン・サントも、ベッパ流はこの通り、小瓶入りがなんともキュート。チョコレート入りのカントゥッチは木の幹に見立てられて遊び心溢れる盛り付けに感動。
食後は広いお庭でコーヒーを飲みながら一休み。周りを緑に囲まれ、街中にありながらも落ち着ける場所です。メニューに日本語は無く、週末などは予約をしないと満席の場合が多いため、外国語がNGの観光客には少々難易度の高いレストランではありますが、どのメニューも外れなく美味しいのでチャレンジしてみる価値ありですよ。フィレンツェ観光で外せないミケランジェロ広場観光の前後にどうぞ。
URL http://www.labeppafioraia.it/
電話 +39- 055 234 7681
コメントを残す