2014年6月7日午後5時~フィレンツェのピッティ宮殿にてアンティークな着物と、着物をリメイクした洋服のファッションショーが開かれました。着物をリメイクしたのは・・なんとイタリア人!
こちらはその時の招待状です。
ファッションショーを開いたのは、イタリア在住歴30年!の福井順子さんが主催するFirenze Magnifico Club。これまでもイタリアと日本の架け橋になるようなイベントを開いているということです。今回は日本の着物の良さをイタリア人に知ってもらい、普段着にリメイクされることで着物を楽しむ幅が広がることを紹介しようと、日本とイタリアのコラボレーションファッションショーを開きました。
会場に選ばれたのは、ピッティ宮殿。毎年1月と6月にピッティイマジネという男性ファッション見本市が開かれていますが、この名前の由来の場所です。現在、ピッティイマジネの開催会場はバッソ要塞で、ピッティ宮殿ではありませんが、初めてのファッションショーは、ここピッティ宮殿で開かれたことから、ピッティイマジネと名づけられたそうです。そんな場所をファッションショー会場に選ぶなんて、福井さん、スケールが大きいです!
アンティークな着物を着た日本人モデルさん。日本人にはお馴染みの格好ですが、舞台がヨーロッパだと、新鮮に見えます。多くのイタリア人、外国人観光客がカメラ撮影していました。
こちらのモデルさんの国籍はわかりませんが、ハーフのモデルさんもいらっしゃいました。
着物をリメイクした衣装をお召しになっている中央の女性が主催者の福井順子さん。さすがイタリア在住30年とあり、女優さんのような優雅な雰囲気があります。しかし、お話するととてもチャーミングで溌剌とされていて、そのギャップがなんとも素敵な方です。
オリジナルの着物のファッションショーの前半を終え、後半はいよいよイタリア人デザイナーによる着物生地のリメイクファッションショーです。ヘアセットもイタリア人のヘアスタイリストさんによるものですが、イタリア人のイメージする和洋ミックスは、こんなヘアスタイルになるのでしょうか?!なんとも斬新でした。
上記二枚とも同じデザイナーによる作品ですが、どちらも生地の柄や質感をうまく利用し、もともと着物だったとは思えない仕上がりになっていました。さすが、ファッションの国イタリアだけあって、イタリア人デザイナーの手にかかると、着物が見事に現代ファッションに生まれ変わっていました。こう見ると、着物の生地の柄ってなんともモダン!日本人は昔からオシャレのセンスがあったんだなあとつくづく思います。
日本人の他、多くのイタリア人、外国人観光客で会場は埋め尽くされていました。用意された椅子はあっという間に埋まり、多くの人が立って観覧し、惜しみない拍手を送っていました。
日本とイタリアの架け橋をされている福井さんのように、私も日本とイタリアのコラボレーションを企画できる日が来たらいいなと思っています!
ファッションショーの様子のビデオもどうぞ。
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