(写真出典:La Repubblica Firenze )
現在、ドイツのメルケル首相がフィレンツェを訪れています。フィレンツェは現イタリア首相のレンツィが市長をしていた街なので、レンツィ首相がガイド役を務め、シニョリーア広場のレッドカーペット歓迎式から始まり、ウフィッツィ美術館、ベッキオ宮殿、バザーリの回廊、アカデミア美術館などを案内して回っているようです。こちらの上下の写真はウフィッツィ美術館観光の様子です。
(写真出典:La Repubblica Firenze )
共和国広場のSAVOY(サヴォイ)ホテルに滞在しているようですが、世界の要人に対してはもちろん厳戒態勢。ホテルの屋上などではアクション映画さながらの光景が広がっています。
(写真出典:La Repubblica Firenze )
どこもかしこも、住んでいるマンションのすぐそばなので、メルケル首相を冷やかしで見に行こうかともちらっと思いましたが・・この上下の戦闘態勢の写真を見て、うっかり射殺されたらたまらないのでやめておきました・・・(^^;)
(写真出典:La Repubblica Firenze )
さて。日本でも、世界の要人が来ると、どこで何を食べるのかが話題になります。小泉元首相がブッシュ元大統領を六本木の「権八」に招いて、串焼きや和風ステーキでおもてなししたこともずいぶん話題になりました。(って、もう10年以上も前の話題で恐縮です!)日本という国は自分の国の食文化を誇りにしています。イタリアも全く同じです!イタリア料理に絶大な誇りを抱いているイタリア人、ドイツのメルケル首相がフィレンツェで何を食べるのかやはり気になるようで、新聞の話題にのぼっています。レストランではなく、なんと豪華絢爛なベッキオ宮殿で夕食会を開いたそうですが(世界の要人はスケールが違います!)ディナーの内容は、トスカーナ郷土料理づくしだったようです!やはりご当地グルメは人気なんですね。
まずは、こちら。初めてフィレンツェを訪れる人なら一度は食べたいBistecca alla Fiorentina(ビステッカ・アッラ・フィオレンティーナ=フィレンツェ風Tボーンステーキ)。このメニューについてはこちらもあわせてどうぞ→「松阪牛育ちの私がお勧めするフィレンツェ名物ビステッカレストラン」
(写真はビステッカのイメージです。こちらは世界的名指揮者・小澤征爾氏も通うという「da lino」(ダ・リーノ)にて撮影)
それからこちらPappa al Pomodoro(パッパ・アル・ポモドーロ)というフィレンツェ名物のトマトのパン粥。トスカーナで歴史の長い、塩なしパンとトマトを煮込んだ料理です。
(写真はパッパ・アル・ポモドーロのイメージです)
さらにこちら。Ribollita(リボッリータ)という、こちらも塩なしパンを煮込んだパン粥。トマトではなく、豆や野菜を煮込んで作ります。前回紹介した「才色兼備なイタリア女性へ10の質問」の中で、4か国語を操るスーパードクターLauraさんもお気に入りの一品と言っていた料理です。
(写真はリボッリータのイメージです)
こちらは、寒い冬にぴったり!健康的で体も温まります。
フィレンツェ出身のイタリア人直伝レシピはこちらです。→「フィレンツェ名物リボッリータ」「フィレンツェ名物パッパ・アル・ポモドーロ」
当分フィレンツェにいらっしゃる機会が無い方は、メルケル首相も堪能したというこちらのリボッリータやパッパ・アル・ポモドーロをご家庭で作ってみてはいかがでしょうか?
メルケル首相、私は「少々怖そう~」だなんてイメージを持っていましたが、フィレンツェの庶民の味を楽しまれたと聞いて、なんだか少し好感度があがりました♪
コメントを残す