イタリアの大手新聞 La repubblica (ラ・レプッブリカ)によると、フィレンツェから約30キロ離れたキャンティ地方では今日も午後6時にマグニチュード3の地震が起きるなど、相変わらず弱い地震が群発しているようです。この地震のため、キャンティ地方では、今日は教会・役所関係に入ることが禁止されました。
この日、キャンティ地方のcomune =「市役所」で挙式する予定だったオランダ人とブラジル人のカップルは地震のために市役所の外、屋外での挙式を余儀なくされました。comuneには「市役所」以外に「普通」という意味があるため、このカップルはその両方の言葉をかけてFUORI DAL COMUNE「市役所の外」&「普通じゃない」結婚式として、それはそれで素敵な挙式になったと伝えています。ユーモアのあるカップル!楽しい記事です。
Il terremoto nel Chianti costringe gli sposi a dire sì all’aperto
(キャンティの地震はカップルの誓いの言葉を屋外でするよう強制)
一方、弱い地震が多発した後、週末を迎えたフィレンツェの街はクリスマス前の最後の週末ということもあり、すごい人出でした。
ドゥオモの前やメイン通りはすし詰め状態、渋谷交差点にいる錯覚に陥るほどの賑わいでした。 小さい入り口の店は入るのにもひと苦労、レジの前にも長蛇の列ができていました。
フィレンツェでの地震は現在収まっていますが、地元のニュースでは、ミケランジェロの傑作・ダビデ像の耐震対策に20万ユーロの予算を投じるとか。イタリア人も楽しみにしているクリスマス、一刻も早く地震の心配から解放されたいものです。クリスマスはもうすぐそこまで来ています・・・
コメントを残す