このブログでは、日本でも真似できる(むしろ日本ならもっとうまくできる!)イタリアのいいところを沢山ご紹介していきたいと思っています。
イタリアのフリーマーケットから学ぶ、
「フリーマーケットをオシャレにする5つの方法」をご紹介
クリスマスシーズンになると、週末のイタリアではあちこちでフリーマーケットが盛んに開催されます。セールの時期(1月と7月)をのぞいて、このクリスマスシーズンはショッピングのピーク時期。みんなクリスマスプレゼント探しに大忙しです。今週末も友人に誘われ、ちょっと変わったフリーマーケットに出かけてきました。その名も「UNUSUAL MARKET」(一風変わったマーケット)。室内で開かれたのですが、一歩入った瞬間から「あら、ステキ!」とショッピング魂に火が付く雰囲気。何が普通のフリーマーケットと違うのか?ほんの少しの工夫でフリーマーケットは見違えるほどオシャレになりますよ!
その1.店員にはオシャレな美男美女を
こちらの女の子、過去にも別のファッション関係パーティーで見かけたことがあるのですが、人の目をひくオーラを放っていて、オシャレな人が多いイタリアの中でも目立ちます。赤いリップがトレードマークでとってもかわいい!さらに写真奥にいる、金髪カールヘアをお団子にした男性店員も何気ないシンプルなオシャレでかっこよかったです。
このように、フリーマーケットの目立つところにオシャレで美男美女の店員を数人(全員の必要はありません)配置するだけで、雰囲気は格段アップします。日本でも「カリスマ店員」ブームがありましたが、やはり素敵な店員さんはお客を惹きつけます。
その2.DJを呼ぼう
日本と同じでイタリアでもパーティーやBARではライブやDJ演奏がよく行われます。音楽があるのと無いのでは雰囲気ががらりと変わります。DJがいるだけで、なんだかちょっとパーティー気分。雰囲気がよくなる上に、店員も客も音楽を楽しみながら交流がはかれるので、いつもより会話が弾みます。ただ、DJ選びは慎重に。商品イメージに合わない音楽がかかったら、せっかくの雰囲気が台無しになる上に、ターゲット層とは異なる趣味のお客さんが来てしまいます。
その3.数か所に同じスタイルのオシャレな商品台(棚)を置く
全体の商品台・棚を同じものにすれば、統一感が生まれますが、それでは予算がかさんでしまいますし、面白味に欠けてしまいます。そこでどうすればいいか。少しインパクトのある、同じスタイルの台・棚を数個用意してみてください。それらを会場内に点在させるだけで程よい統一感が生まれます。今回のフリーマーケットは、全体に少しアンティークな商品が多かったのですが、上の写真のようなレトロなケースを点在させていたため、よりアンティークな雰囲気が醸し出されていました。商品棚は脇役ですが、全体のイメージ・統一感を出すうってつけのツールです。統一させる商品台は数個でいいので、予算を抑えて統一感を出したい時にお勧めの方法です。
その4. 一か所集中デコレーションで全体をぱっと華やかに
全体に飾りつけをしようとすると、これまた予算がかかります。この会場では入り口から入ってすぐ目に入る、会場奥のDJスペースに商品陳列も兼ねたモデルルームを用意。この時期はもちろんクリスマスの飾りつけですが、一か所集中デコレーションをすることで、お客さんは入った瞬間そこに目が行き、テーマパークに来たかのような気分になります。一番目につく一か所に飾ることがポイント。この一か所集中デコレーションポイントに、フリーマーケットで販売している商品を飾れば一石二鳥。お客さんは商品をどのように使うかイメージをしやすくなりますし、出店者は飾りを購入する代わりに自社製品を展示するので、コスト削減に!
その5. (できれば)カフェを併設する
写真では見えにくいのですが、右奥の一角に実はオシャレなカフェバーがあります。また写真には無いのですが、この場所には素敵な中庭があり、そこでゆったりコーヒーを飲みながら、友人たちと談笑することができます。そこで、ちょっとカフェ目的で寄ってみようかというお客も集まりますし、客は休憩を挟めるので一層長く買い物を楽しむことができます。しかし、本格的なカフェを作るとなるとまた大変。その場合は、日本お得意の「屋台」で対応!ちょっとしたものでいいので、軽く飲んだり食べたりできるものを用意。その屋台運営者の商品もそこで販売できたら、これまた一石二鳥ですよ。
最後に補足ですが、今回の5つの方法は「雰囲気をオシャレに演出して業績をあげているフリーマーケット」向けの内容です。むしろ、ダサい方が味が出る商品もありますし、値段が勝負のお店は下手にオシャレにすると商品が高そうに見えてしまう恐れもありますので、ご注意ください。
今回の5つの方法いかがでしたでしょうか?おしゃれなセレクトショップのフリーマーケットにはもちろん、学校や町内会のバザー、大学・高校での文化祭などでも活用できますよ。次の機会の参考にしてみてください。
コメントを残す