メリークリスマス、イタリア語ではBUON NATALE(ブオン・ナターレ)といいます!
そして BUONE FESTE(ブオネ・フェステ)「良い休暇を」などと声を掛け合います。
これから、イタリアへ旅行にいらっしゃる方などいましたら、お店やレストランで「GRAZIE、BUONE FESTE!」などと挨拶すれば喜ばれますよ~。
クリスマスを家族で過ごす伝統的な食事会は、イタリアでは25日の昼食なのですが、ポーランドではクリスマスイブの24日のディナー、25日の昼食、25日のディナー・・と食事会が続いていきます。 ママのアンナさんから「ポーランドのクリスマスイブのディナーはカトリック教の12使徒にちなんで12品の料理を頂くのが伝統。」と聞きました。なので、ポーランドのクリスマスのクリスマスの食事の準備は大変!アンナさんとナタリアは、何日も前から準備していました。しかも全部手作りなので、本当に手間暇がかかっています。あまりに沢山の料理を作るので、材料が冷蔵庫に入りきらず、なんとベランダにも食べ物を置いていました!ポーランドは暖冬とはいえ、やはり寒いことには寒いのでベランダは「天然の冷蔵庫」になります。
テーブルセッティングも白とゴールドが基調でとても上品。私は、ネームプレートを折り紙で作りました。これが大好評、家族にとても喜ばれました。外国の家族に食事やパーティーで招待されたらいつも折り紙をプレゼントするようにしていますが、いつでも好評です。
In Polonia, si comincia a mangiare il cibo di Natale con la famiglia alla cena del 24.
Poi si continua con il pranzo e la cena del 25 ecc… così preparare il cibo per Natale è molto faticoso. Anna e Natalia cucinavano da tanti giorni prima. C’erano tante cose da cucinare e non entravano tutto nel frigo quindi… loro lasciavano qualcosa in terrazza perché faceva freddo come in un frigo naturale!
とっても美人な友人のナタリア。いつもオシャレなのですが、ディナーはさらにドレスアップ。
イタリアでもクリスマスの食事会に招待してもらったことがあるのですが、イタリアでもポーランドでもみなきちんとした恰好で参加します。
美人なナタリアは、イタリアの有名なファッションスクール・POLIMODAを卒業して、現在はファッションジャーナリストとして活躍しています。英語、イタリア語、ロシア語ができる才色兼備なナタリアとはフィレンツェの男性ファッション見本市PITTIで知り合いました。彼女もキティちゃんが大好き!もちろんキティちゃん辞書に感心していました。
キティちゃん辞書についてはこちら→「これひとつで世界中の人と友達になります」
La mia amica Natalia è molto bella e gentilissima! Lei è sempre molto alla moda, ma alla cena di natale era più elegante del solito. Lei ha studiato alla scuola di moda “Polimoda” a Firenze, e ora fa la giornalista di moda. Sa l’inglese, l’italiano e il russo!
Ci siamo incontrate al Pitti.
そして、こちらはリアルキティちゃん・・・ではなく、
猫のグーチョ!グーチョももちろん正装でびしっと決めています!写真では見えにくいのが残念ですが、なんとリボンタイをしているんですよ。ひげも立派で何度見ても美しい猫です。
Che elegante Gucio!!! Non si vede nella foto ma aveva la cravatta!!!
ポーランドのクリスマスの伝統で、「一人お客さんを遠方から招待するとその年はいい年になる」という言い伝えがあるそうで、日本人の私はまさにぴったりのお客さん!家族に喜ばれました!
In polonia, si dice che se c’è un ospite che viene da lontano per la cena di Natale, porta fortuna, così io ero una ospite perfetta perché sono venuta dal Giappone, lontanissimo!
これは伝統的な食べ物で、味の無い麩菓子のような触感。これを割って、家族みんなで交換しあって、挨拶するのが伝統的な習わしです。日本のお正月にお屠蘇をつぎ合うような感じでしょうか?!この挨拶が済んだら、いよいよ待ちに待ったディナーが始まります。
Si comincia la cena da questo cibo. Si scambia questo cibo con la famiglia e si fanno gli auguri.
最初の一皿がこちら。写真よりも実物はもっとピンクっぽい色でしたが、何のスープかわかりますか?こちら、「赤ビーツ」のスープなんです。赤ビーツと野菜のブイヨン、レモンなどが材料のスープなんですが、見た目がピンクで綺麗なだけでなく、とても美味しい!初めて食べる味でしたが、わずかな酸味の中にブイヨンの旨みが出ていて、おかわりしてしまったほど。あまりに気に入ったので、レシピも教えてもらいました。
La zuppa di Red Beats. Era bellissima e anche buonissima.
続いてこちらもスープ。イタリアでもトルテッリーニというパスタが入ったコンソメスープのような料理がクリスマスの伝統料理なのですが、ポーランドでもパスタ入りスープが出てきました。パスタとポルチーニきのこが入っています。干しポルチーニのダシが出ていて、これまたとっても美味しい。前回書きましたが、どことなく日本の干しシイタケのダシで取ったスープの味がしました。日本人が好きな味です。
Anche questa è una zuppa, con i funghi porcini.
茹でた後もやっぱり水餃子にそっくり!でも、醤油とお酢のタレはありません(笑)
ポーランド名物ピエロギは触感も水餃子そのもの、皮がもちもちツルっとしていて、いくらでも食べられるおいしさです。
Questi sono “pierogi”, un cibo tipico polacco.
こちらは赤キャベツのサラダ。後に続く、魚のフライのこってりさをさっぱりさせてくれます。
ポーランド料理は、味の緩急が効いていて、ひとつひとつも美味しいのですが、その組み合わせもまた美味しいんです。
魚のフライは少しだけ甘味があり、日本やイタリアの魚フライトはまた違います。
美味しいしか書いていませんが、本当にどれもこれもお世辞抜きで美味しいんです。
一生懸命、ママ・アンナさんの横で手伝いながらレシピを聞いたのですが、同時進行でいくつもの料理を仕上げていくので、結局あまり学べませんでした・・反省。ポーランド料理が恋しいので、ママ・アンナさんに近々レシピを再び聞いてみなくては!と思っています。
Pesce fritto. Era un po’ dolce, e molto buono.
イタリアでのデザートはパネットーネが定番ですが、Jeziorek(ジェジィオレック: ナタリアの苗字)家では、数種類のケーキが登場。全てアンナさんとナタリアの手作りです。私のお気に入りは、写真左下のチーズケーキ。甘さ控えめ、しっとりしていてとっても美味しく、デザートの前までに既にお腹いっぱいだったのですが、別腹でついつい食べてしまいました。
とっても素敵なJeziorekファミリー!パパのアンドレイさんは、ポーランド最大手テレビ局TVP(TVポーランド)のプロデューサーで、現在はワルシャワに単身赴任中。週末にクラクフに帰ってきますが、もちろんクリスマス休暇もクラクフに戻ってきていました。素晴らしいフォトカメラマンでもあります。アンドレイさんも英語がペラペラ。アンドレイさんの招待で夏にナタリアと一緒に、TVポーランドの見学をさせてもらったことがあるので、それはまた別の機会にご紹介します。ディナーには、ナタリアのおばあちゃんも来ていました。とっても陽気でお酒が大好き!ポーランド人はイタリア人よりはるかにお酒が強く、Jeziorekファミリーもみんなお酒にとっても強い!そして、おばあちゃん、みんなと同じくらいよく飲んで、これにはびっくり。おばあちゃんも一緒にイタリア、フランス、ポルトガル、いろんな国のワインをみんなで楽しみました。
Io e la bellissima famiglia Jeziorek! Il padre di Natalia, Andrej, è un produttore di TVP (TV Poland) la più grande televisione in Polonia. Lui è anche un fotografo bravissimo. In estate, grazie a lui, ho visitato la TVP con Natalia, era molto divertente!
C’era anche la nonna di Natalia, è simpaticissima e addirittura beve gli alcolici abbastanza!
Grazie alla famiglia Jeziorek, sono stata benissimo con loro.
クリスマスイブのディナーが終わったら、街へ繰り出すのが「若者」の習慣だとか。
ということで、ナタリアとナタリアのボーイフレンドのマルチンと一緒にクラクフの中心街へ繰り出したのですが・・・意外に人気は少なかったです。
夜のクラクフもライトアップされ、また昼とは違う美しさ。大きなクリスマスツリーが飾られていますが、ちょっとよその国では見ない飾りつけが珍しかったです。
聖マリア教会もライトアップされます。この後、オシャレなバーに行きましたが、バーは大勢の人でにぎわっていました。もちろん、ウォッカで乾杯です。ポーランドはウォッカも色んな種類があり、お酒好きにはたまらない国です。
明日もまだまだポーランドのクリスマスの食事が続きます!
Dopo la cena, sono uscita con Natalia e il suo ragazzo Marcin e abbiamo fatto un giro nel centro storico. E… abbiamo fatto brindisi con la WODKA naturalmente! Ci sono tanti tipi di wodka in polonia, un paese meraviglioso per la gente che beve 😉
Si continua a mangiare cibo, durante le vacanze di Natale in Polonia… domani lo scriverò!
こちらのポーランドの記事もあわせてどうぞ!
ポーランドのクリスマス(1)美しいクラクフの街 (Christmas in Poland-1)
ポーランドのクリスマス(2)クリスマスツリーの飾りつけ(Christmas in Poland-2)
ポーランドのクリスマス(3)餃子?!(Christmas in Poland-3)
ポーランドのクリスマス(4)待ちに待ったディナー (Christmas in Poland-4)
ポーランドのクリスマス(5)クリスマスの食事は続くよ、どこまでも・・(Christmas in Poland-5)
コメントを残す