前回は、ベッカムの愛娘ハーパーちゃんが着ていたイタリアの子供服ブランドMONNALISA(モナリザ)についてご紹介しました。(「ベッカムの愛娘ハーパーちゃんが着ていたイタリアブランドとは?」)今回は、そのモナリザにちなんで?!、あの有名なレオナルド・ダ・ビンチの名画「モナリザ」の背景になったという一説がある場所をご紹介します。
まず、イタリアではモナリザのことはモナリザと呼ばないのをご存知でしょうか?イタリアではGIOCONDA(ジョコンダ)と呼ばれています。イタリア人にモナリザと言ってももちろん通じますが、ジョコンダと呼ぶのが一般的です。
モナリザの背景がどこかということについては様々な憶測や伝承があり、明確なことはわかっていません。その憶測のひとつ、イタリアで「ここなのでは?」と言われている場所に行ってきました。それはトスカーナ州Valdarno(ヴァルダルノ)にある峡谷のような場所、Le Balze del Valdarno(レ・バルゼ・デル・ヴァルダルノ)。Balzeを日本語でなんと訳していいのかわかりませんが、アメリカのグランドキャニオンのようなイメージ。
イタリアのサイトでもこの場所がモナリザの背景では、というようなことが書かれています。
http://www.borghiditoscana.net/balze-del-valdarno-gioconda-leonardo-da-vinci/#
どうですか?!なんかちょっとモナリザの背景っぽい気がしませんか?別の位置から見るとさらに雰囲気があります。
カメラ片手にこの風景を探しているイタリア人にも遭遇しました。やはりここがモナリザの背景ではないかという説があるようです。ものすごく恥ずかしいながら、恥を忍んでモナリザに扮して写真を撮ってみました・・・ 😳 顔の云々は無かったことにして頂き 🙄 、背景を比べてみると・・やはりそれっぽい?!
モナリザの背景であるかどうか・・実際見てみても、言われてみたらそんな気はするものの、やはりよくわからない・・・。真偽のほどはわかりませんが、荘厳な雰囲気のある場所ではありました。
近くには、葡萄やオリーブ畑に囲まれた土地に羊たちの群れが。
Cavolo Nero(カーボロ・ネロ)という、トスカーナ特産の黒キャベツも。それにしてもとっても大きい!私の大好きな野菜です。美味しい食べ方:バケット系の硬いパンをスライスして焼き、そこへニンニクをすりこみます。そこへカーボロネロの茹で汁をかけ、その上に茹でたカーボロネロを数枚乗せて、オリーブオイルと塩コショウをかけて頂く。とってもシンプルですが、これがいくらでも食べられるほど美味しい。またフィレンツェ名物リボッリータにも使われます。作り方→「フィレンツェ名物リボッリータ」
これはTiro del Cacio(ティーロ・デル・カーチョ)、なんとチーズ投げ競技!一番遠くまで円盤状のチーズを投げ転がしたた人が勝つゲームをしていました。テレビでしか見たことがなかったので実際にプレイしているのを見て、ちょっと感動しました!雄大な自然の中で思いっきりチーズを投げる・・・なんだか気持ちよさそうでした。
団体旅行などでは、なかなかトスカーナの田舎の方まで観光することはないかもしれませんが、トスカーナの田舎はとっても美しいんです。もし少しだけ日程に余裕があるのでしたら、すこ~し足を延ばして田舎を散策することをお勧めします。
次回は、まだまだモナリザにちなんで・・・レオナルド・ダ・ヴィンチゆかりの場所をご紹介します。
「レオナルド・ダ・ヴィンチが生まれた家は緑あふれる素敵なところ」
sako says
カーボロネロ、友人も大好きらしいのですが、イタリアに行った時には食するのをすっかり忘れて帰ってきてしまいました。日本では手に入らなく、レシピでもほうれん草で代用。。。とあってもやっぱりカーボロネロがいい!と。。。。いつかまた行ったら今度こそ!とひそかに思っています。(笑)そんなにシンプルなレシピでこそ美味しいとは!北海道で冬によくみる(他でもあるのかしら?)ちぢれほうれん草は見た目、若干似てなくもないのでこれからの季節、試してみる価値、あるかもしれません?!
Mako says
sakoさん、コメントありがとうございます。ちぢれほうれん草ですか。とても興味があります、一度食べてみたいです。私は昨日もカーボロネロを食べました。イタリア人の友人がカーボロネロ入りのリボッリータを作ってくれまして。やっぱりカーボロネロは美味しいですよ。カーボロネロ・ペーストのパスタもレストランで食べたことがありますが、これは普通のジェノベーゼの方が個人的には美味しいと思いましたが。是非、次回トスカーナにいらっしゃったらカーボロネロご賞味くださいませ!