2015年にはミラノで万博が開かれることから、この機会にイタリアを訪れる人も増えるのではないでしょうか。
イタリア旅行での楽しみといえば、外せないのがやっぱり食事。ピザ、パスタだけでなく、日本のように様々な郷土料理もあります。どこのレストランに行こうかと思いを馳せるだけでも楽しいですよね~!
3か月に一度くらいの割合で私の友人たちが日本からイタリアに来るのですが、そんな時に「イタリア語でなんていえばいい?」なんて聞かれることもよくあるので、今回は誰でも使えるレストランでのイタリア語をご紹介します。
イタリア語は日本語と同様に「アエイオウ」で終わる発音が多く、日本人には英語よりも“聞きやすく話しやすい”というのも魅力です。
~Ciaoは基本中の基本の挨拶用語~
「Ciao チャオ」
は空港に着いた時から、あちこちで耳にする言葉です。
この言葉はとても便利で時間を選ばず、様々なシチュエーションで使われます。
「おはよう、こんにちは、こんばんは」さらに「さようなら」という意味でも使われます。
「Ciaoチャオ」と言われたら、そっくりそのまま「Ciao 」と返事すればOK。
ただ、この言葉はカジュアルな言葉ですので、目上の方、お年寄りへの挨拶には使えません。
高級レストランでも使わない方が無難かもしれません。
~どんなシチュエーションでも使える挨拶~
「Ciao」と違い、どんなシチュエーションでも使える挨拶を覚えておけば、どこでも使えるので便利です。
午後2時頃までは 「Buongiorno ブオンジョルノ=おはよう、こんにちは」
午後2時以降は 「Buonasera ブオナセーラ=こんばんは」
別れの際は 「Arrivederci アリベデルチ=さようなら」
以上が基本中の基本の挨拶です。
~レストランに入ってすぐの会話~
レストランに入った時、ウェイターが何を言っているかさえわかれば安心ですし、また返事ができます。ウェイターが使う言葉はほぼ決まっているので、これさえ覚えておけばうろたえることはありません!
ウェイター(ちなみに「カメリエーレ」といいます・・。覚えづらい・・!)
「Prenotato? プレノタート?」=「予約しましたか?」
「Nome? ノーメ?」=「名前は?」
「Quanti クアンティ?」=「人数は?」
「Prenotato?」に対しては
「Sì(スィ)はい」か「No(ノー)いいえ」
で答えます。
「Nome?」に対しては、苗字でも名前でもどちらもでもよいのでイタリア人にわかりやすい方を伝えましょう。
「Quanti?」に対しては数字を言います。数字でしたら英語でもだいたい通じます。
この会話が済むとウェイターから「Prego(プレーゴ)」=どうぞ」と言われてテーブルに案内されます。
「どういたしまして」という意味もあり、レストランでもよく耳にする言葉ですので覚えておきましょう。
~メニューはコース料理、好きな分だけ選びましょう~
テーブルに案内されたら次はメニュー選びです。
イタリア料理は全てコース料理で、一般家庭でも一度に全ての料理が出てくることはありません。
一皿ずつ順番に提供されます。
いつも失敗するのが、最初のアンティパストの際にお腹が空いているものだから、パンもしっかり食べてしまい・・メインの時にはもうお腹がいっぱい・・。イタリア人宅での食事会も同じ、ついつい最初の1品を食べ過ぎ、あとがきつい・・なんてことになるのでご注意!
食事メニュー(Il menuイル・メヌ)とワインリスト(Carta dei vini カルタ・デイ・ヴィーニ)を渡されたら、まずは食事選びから始めます。
メニュー構成は以下の通りです。
Antipasto アンティパスト =前菜(生ハムやチーズの盛り合わせなど)
Primo piatto プリモ・ピアット =一皿目(パスタ、ラザニア、ニョッキ、リゾットなど)
Secondo piatto セコンド・ピアット =二皿目(メイン料理、お肉や魚料理)
Contornoコントルノ =付け合わせ(メイン料理に付け合わせるローストポテトなど)
Dolceドルチェ =デザート(ティラミス、パンナコッタ、ジェラートなど)
全てを注文する必要はなく、例えばAntipastoとPrimoだけ、PrimoとSecondoとDolceだけ、というようにお腹の空き具合に合わせて選べます。ほとんどのレストランで、デザートと食後の飲み物は、食後にウェイターが再び注文を聞きに来るので、その時に注文します。
続きは次回に!今回載せたビステッカのレストラン二軒の情報はこのシリーズの最後にまとめてご紹介します♪
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