週刊新潮で「ミラノ万博」特集5ページ!
10月22日から発売している今週の「週刊新潮」、【特別読物】として、今月いっぱい、残り一週間で閉幕となるミラノ万博を特集しています。
日本館への入場は8~9時間待ち!
今年5月から開かれているミラノ万博において、ホスト国イタリアを抜いて一番人気となっているのは、なんと日本館!入館待ちは連日6~9時間という異常事態となっています。週刊新潮ではその理由が紹介されています。
取材協力で私もミラノ万博へ
週刊新潮の鈴木雅哉デスクの取材アシスタントとして、私もミラノ万博取材に参加させて頂きました。本誌が届いていないので実はまだ記事は読んでいないのですが(早く読みたい~!)、日本で読んだ方から5ページに渡って特集されていたと教えて頂きました。また記事内では、このブログでも「日本人として嬉しい!イタリアで日本映画上映に長蛇の列」として紹介したフィレンツェで上映の小津安二郎監督映画「東京物語」に行列ができたことも取り上げられ、鈴木さんのご配慮で私の名前も記載して頂いるようです。鈴木さん、ありがとうございます!
万博を取材協力で訪れたのは、10月9日~10日の二日間。閉幕まで残り1か月を切り、駆け込み状態で訪れるイタリア人が後を絶たず、万博内はごった返し。歩くのもままならないほどの人出にただただ唖然。
その中で一番人気の日本館では、並んだり待ったりすることが苦手なイタリア人がなんと6~8時間も行列待ちをするという異常事態が起きていました。その後、さらに客足は伸び、ここ数日間では8~9時間待ちだそうです。なぜそんなに人気なのか?その理由を探るのが今回の週刊新潮の取材使命だったのですが、私はその一環として日本館を見学したイタリア人とその他の国々の人たちへインタビューをしました。
日本ではテレビ局報道記者として数多くの人をインタビューしてきましたが、イタリアにおいイタリア人に正式にインタビューするのは今回が初めて。どんな反応をされるのか少々ドキドキしましたが、インタビューした人全員が笑顔で喜んでインタビューに応じてくださいました。一人として取材拒否をする方はおらず、それどころか日本の週刊誌の取材というと、「えー、日本から?すごーい!どこでその週刊誌手に入る?」とみんな大興奮。中には6時間待ちをしたというイタリア人もいましたが、それでも疲れも見せず、ほとんどの人が「日本館、良かったよ~!」と応えていました。
またインタビューをした人の中には「どうしても入りたいけど、あんなに待てないよ!ねえ、なんとかすぐに入れる方法を教えてくれない?」と懇願してきたイタリア人のオジサンもいました(^^)イタリア人はインタビューの時もみんなとても明るく陽気なのが印象的でした。
「こんなに待ったのは人生で初めて」という回答率は100%!
もはやこれだけ長時間並ぶことも、イタリア人には一種のエンターテイメント状態で、行列待ち時間の看板の前で記念撮影をするイタリア人が後を絶ちませんでした。もちろんみんながみんな、そんなに待つことに好意的なわけではなく、イタリア人の中には「6~8時間も待つくらいなら、いっそ日本に行くよ!」という人も。
インタビューを沢山した中で、特に印象に残ったのが遠いシチリア島から来たというイタリア人ファミリー。10代の娘さんを同伴されていたお母さんが答えてくれたのですが、
「シチリアからこの日本館のためだけに来ました。
なんとシチリアからはるばる飛行機で、万博目的ではなく日本館のためだけに来たと聞いて感動しました。日本人として嬉しいです!娘さんも6時間も待ったとは思えないほどケロッとした表情で嬉しそうに笑っていました。
シチリアのお母さんのインタビューに出てきた「天ぷらそばが美味しかったの!」というメニューはこちら。日本の和食チェーン店サガミが日本館に出店、天ぷらとそばのセット、天むすとお味噌汁のセットなど。この天ぷらそばは私も頂きましたが、とても美味しかったです。他のインタビュー回答者たちの中にも「天ぷらそばが美味しかった」と言っている人が何人もいて、そばの人気ぶりを目の当たりにしました。他にも壱番屋のカレーや京樽のお寿司、人形町今半の和牛のすきやきなどがあり、どれも人気がありランチ時の混雑ぶりは相当なもの。改めてイタリアにおいて日本食人気を再認識しました。
なぜこんなに並んでまで日本館に入りたいのか?
さて、どうしてそこまでして日本館を見たいのか?その詳細は是非、鈴木さんが帰国後に何日間もほぼ寝ない徹夜続き状態で書き上げた、渾身の5ページ記事を読んで頂きたいのですが、私がインタビューを行ってわかった理由はこれ。
「みんながいいって言うから!」
そう、口コミ効果でした。日本館を訪れた友人・知人・親戚に勧められて、それからインターネットや新聞、テレビなどで「日本館の満足度が一番」という評判を聞いて、という理由から並んででも見たいという人がどんどん増えていったようです。100万人来場で成功といわれる万博のパビリオンにおいて、日本館はその倍の200万人を超えることが予想されていると広報の方もおっしゃっていました。ホスト国イタリア・パビリオンを超える、一番人気の日本館。さて、その気になる中の様子は・・?引き続き、こちらのミラノ万博特集2ポスト「話題沸騰!ミラノ万博の日本館、あまりの人気にイタリアンジョークも。」と「ミラノ万博ドイツ館は優等生過ぎ?他館を見てわかる日本館の良かった点。」も併せてご覧ください!
週刊新潮・鈴木雅哉デスクは、出演中の文化放送ラジオで今回のミラノ万博取材についてお話し、その放送の録音を送ってくださいました。以下にて、その放送を聞くことができます。
現在発売中、ミラノ万博特集の「週刊新潮」は全国の書店、または以下のサイトからも購入できます。どうぞご覧ください。→http://www.shinchosha.co.jp/magazines/order/shukanshincho.html
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