恐怖の絶景?!カランク国立公園
南フランスの旅、最終日はマルセイユからフィレンツェまで車で戻る長旅。途中、美しい大自然が広がるカランク国立公園を再び通ることにしました。
真っ青な海と白っぽい岸壁がどこまでも続く雄大な自然を楽しんでいると・・恐怖の光景が待っていました!それがこちら・・・。
ひえーーー!高所恐怖症ではない私でも恐怖になる、このロッククライミング!まっすぐ切り立った岸壁、想像したくないほどの高さのところに人がいます・・・。怖いもの知らずの彼らはフランス人でした。恐怖におののく見学者が見守る中、彼らはスイスイ岸壁を下っていました。
このように観光客が遠巻きにロッククライミングを見ています。ちなみに、この岩も切り立った岸壁の上、この出っ張った岩の下は何もありません!高いところが好きな私もさすがにここは怖くて、思わず足がすくんで岩の先まで到達できませんでした。
カランク国立公園、ロッククライミングをする勇気は一生湧きそうにもないですが、ドライブやツーリングに最高の場所です。ですが、実はドライブやツーリングもけっこう恐怖だったりします。というのも・・・
ガードレールが無い!!!けっこうな絶壁なのですが、なぜかガードレールがない場所がかなりあり、これって結構怖いわ~と思いました。日本人はガードレールがどこにでもあることに慣れていますし。
途中、野生のキジを発見。あっという間に茂みの中へ隠れてしまったのですが、色鮮やかな姿でとても目立っていました。こんな普段見られないような野生の鳥や動物が見られるのも自然国立公園の魅力です。
途中途中絶景ポイントがあるので、途中休憩して雄大な自然を楽しみます。
カランク国立公園を抜けると、La ciotat(ラ・ショタ)という別の港町に着きました。ちょうどランチ時だったので、レストランを探します。港町なのでやはりシーフードが食べたい。価格はどこもかしこもマルセイユより安くてお手頃価格。同じようなシーフードレストランだらけでしたが、看板に南フランス名物「アリオリソースで優勝」と書かれていたレストランに入ってみました。店名がRED SEAとなぜか英語だったので、「よくわかってない観光客相手のレストランじゃないか・・」という不安が少々ありましたが、入って大正解!とっても美味しくて大満足できるランチが頂けました。
上の写真の右下の黄色いソースがアリオリソース。卵黄、ニンニク、オリーブオイル、レモン、塩コショウで作る南フランスで使われるソースでニンニク風味が効いたマヨネーズのような感じです。かなりニンニク臭くて、その後車の中がニンニク臭くなってしまって困ったのですが・・でも、それでも食べる価値のあったとても美味しいソースでした。白身魚やムール貝、また茹でた卵やジャガイモ、ニンジンをアリオリソースをつけて食べます。
こちらも絶品。ムール貝にRoquefort(ロックフォール)という、フランスのブルーチーズのソースがかかった一品。濃厚なブルーチーズがムール貝に絡まって絶妙なハーモニー!なんてCMの謳い文句のような表現を使いたくなるほど、美味しい料理でした。ムール貝はあちこちで食べてきましたが、ブルーチーズのソースがかかっているのは南フランスが初めて。けっこうしょっぱいので、ビールや白ワインも進むお酒好きにもたまらない一品です。
次回はいよいよ最終回。超豪華なあの街を訪れます・・・。
①南フランスの旅(1)マルセイユMarseille
②南フランスの旅(2)マルセイユ2日目
③南フランスの旅(3)ル・コルビュジエと絶景の海とちょっと贅沢なフランス料理
④南フランスの旅(4)ゴッホの夜のカフェテラス
⑤南フランスの旅(5)大自然に癒されつつ恐怖の光景に驚くカランクCaranque
⑥南フランスの旅(6)豪華絢爛・浮世離れした隣国Monaco
⑦南フランスの美味しいお土産
⑧とろ~り美味しいオシャレなカマンベールフォンドゥ
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