豪華絢爛カジノの街、モナコへ
過去5回に渡って紹介してきた南フランスの旅。最終回は、南フランスの隣に位置し、ヨーロッパ内でも独特な性格と雰囲気を持つ特異な国、モナコ公国についてお伝えします。
日本ではカジノやF1モナコグランプリ、女優のグレース・ケリーがモナコ大公に嫁いだことなどで有名なモナコは、フランスとイタリアの国境近くに位置する世界で二番目に小さい国。Wikipediaによると、住民の84%が外国籍でそのうち47%がフランス人、16%がイタリア人だそうです。
イタリア、フランスともにクリスマスや年末年始のライトアップは意外に質素なのですが、この国は違います。これでもかっていうほどのライトアップ。ド派手な演出はディズニーランドのような雰囲気。
スケートリンクもありました。遠目からでもここまで明るいライトアップは、イタリアでは見かけません。
通りという通りは車がぎっしり。モナコの4つの地区のひとつ、モンテカルロの国営賭博カジノの前の通りは大渋滞。そしてカジノの真ん前の駐車場にはあるとあらゆる高級車ばかりが停まっていました。フェラーリ、ランボルギーニ、ロールスロイス。高級車の見本市のような様相でした。
国営賭博カジノを正面に見て右手にはオテル・ド・パリ。こちらも眩しいくらいのライトアップです。
国営賭博カジノの正面には、イベント会場のようなものがあり、中には沢山のショップが並んでいました。
こちらが国営賭博カジノの入り口です。ただならぬ雰囲気の入り口でしたが、恐る恐る少しだけ中に入ると、中は外の喧騒がまるで嘘のように静か。中もとても豪華でした。カジノは経験したことがなく、遊び方も知らないので、カジノ会場には入りませんでしたが、アメリカのラスベガスとはまた違う、なんだか厳かな雰囲気が漂っていました。
カジノの入り口付近では、BEATLESのコピーバンドのライブが開かれていました。とても上手でしばし聞き入ってしまうほど。
このBEATLESコピーバンドの前には観客の人だかりができていました。イタリアの国境近くとあり、イタリア人も沢山見かけました。とにかく、車と人でぎっしりなモンテカルロ。少し東京を思い出したくらいです。
F1モナコグランプリのレース会場になるヘアピンカーブ。相当急なカーブですが、F1グランプリでは猛スピードでこのカーブを駆け抜けるのかと思うと、実際に間近で見てみたくなりますね。
南フランスの旅、いかがでしたでしょうか?行ってみたくなりましたか?マルセイユ、アルル、カランク国立公園、カシ、ラ・シュタ、そしてお隣の国モナコ。4日間という短期間のため駆け足のような旅になってしまいましたが、どの街も国もそれぞれの良さがあり、とても充実した旅になりました。アジア系、日本人観光客はほとんど見かけず、まだまだ日本人からは観光地としての人気は低いのかもしれないですが、景色よし、食べ物よしの南フランス、観光地として人気に火がつく日が訪れるのも近い将来かもしれません。マルセイユは来年2016年のヨーロッパサッカーの祭典、EURO2016の会場になるので、注目度も高まりそうです。
あまりに駆け足で、お土産を買うのが後回しになってしまい、ほとんど何も買わなかったのですが、次回はマルセイユで買った物を少しだけお伝えします。
①南フランスの旅(1)マルセイユMarseille
②南フランスの旅(2)マルセイユ2日目
③南フランスの旅(3)ル・コルビュジエと絶景の海とちょっと贅沢なフランス料理
④南フランスの旅(4)ゴッホの夜のカフェテラス
⑤南フランスの旅(5)大自然に癒されつつ恐怖の光景に驚くカランクCaranque
⑥南フランスの旅(6)豪華絢爛・浮世離れした隣国Monaco
⑦南フランスの美味しいお土産
⑧とろ~り美味しいオシャレなカマンベールフォンドゥ
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