ピッティウオモに続いてピッティBIMBO(ビンボ)が開催
メンズファッション見本市「PITTI UOMO(ピッティ・ウオモ)」に続いて、同じフィレンツェのフォルテッツァ・バッソ会場にて1月16日〜18日の3日間「PITTI BIMBO(ピッティ・ビンボ)」が開催されました。BIMBO(ビンボ)と聞くと、日本人の耳には「貧乏?!」とつい聞こえがちですが、イタリア語で「子供」という意味。つまりピッティ・ビンボはチャイルドファッション見本市で、今回で90回目を迎えます。今回は約550のブランドがイタリア国内外から出展し、世界中から5,900人のバイヤーを含む1万人が来場しました。
ベネトン、Jean-Charles de Castelbajakを迎えてニューコレクションを発表
イタリアを代表するカジュアルブランド「ベネトン」からは、デザイナーJean-Charles de Castelbajak(ジャン・シャルル・ドゥ・カステルバジャック)氏が手がけた新しいコレクション「65ベネトン・ストリート」が今回のPITTI BIMBOにて世界初披露されました。期間中にはファッションショーも開催され、ストリートに見立てたポップなショー会場を子どもモデルたちが颯爽と歩きました。
新しいコレクションは「ストリート」がキーワードであり、ストリートファッションらしいカモフラージュから星柄、ベネトンお得意のストライプ柄まで様々な模様で展開されています。リサイクル素材が使われたダウンジャケットや、自然由来のカラーで染められた生地を使った服など環境への配慮も見られました。
キッズファッションのトレンドキーワード①「パーティードレス」
まるでパーティードレスのような華やかなファッションを日常に組み入れるのが今回のキートレンド。 大きくふくらんだバルーンスカートやレイヤードスカート、子どもたちが夢中になるキラキラ輝くスパンコールを取り入れたワンピース、ふわっとしたシフォンの袖のTシャツなど、女の子が着てみたいと思うアイテムが目白押し。

イタリアのキッズブランド「モナリザ」の2020秋冬コレクション
キッズファッションのトレンドキーワード②「環境に優しいファッション」
将来を担う子どもたちにこそ環境に配慮したファッションを提案するエコ、サステナブルを目指すムーブメントは今後もますます加速しそうです。オーガニックコットンやリサイクルウールに続いて、竹やユーカリからできた素材の生地を使った洋服なども登場しました。また、子供たちには幼い頃から自然や動物への愛を学んでもらおうと、絶滅の危機に瀕したシロフクロウやホッキョクグマなどの動物を洋服にプリントして紹介し、ファッションを通して子どもたちにメッセージを伝える試みも数々のブランドで見られました。

ドルチェ&ガッバーナの2020秋冬キッズコレクション
会場で見かけた大人顔負けのポーズを決めるキッズたちをご紹介
ピッティ・ウオモのようにファッションスナップ撮影をされるために訪れるビジターもおらず、また平日に取材したため子どもたちの数も少なかったのですが、かわいらしいファッションに身を包んだ子どもたちもちらほら見かけました。家族に写真撮影の許可を求めると、どの親も「どうぞどうぞ!」と喜んで撮影を許可してくださったのですが、なにより驚いたのが子どもたちのプロ顔負けのポージング。親から撮影の指示を受けると、それまでの子供らしいはにかんだ笑顔から一変して大人でもなかなかできないようなクールなキメ顔でカメラを真っ直ぐに見つめて撮影に応じてくれる子もいました。会場で撮影したオシャレキッズたちのスナップをどうぞご覧ください。
掲載コラムではこのブログポストに掲載していないスナップ写真もご紹介しています。SHOP ITALIAの当コラムもあわせてどうぞ!→
【子供服のトレンド丸わかり! 「第90回PITTI BIMBO(ピッティ・ビンボ)2020秋冬」レポート&子供SNAP】
◆「あがるイタリア」&「SHOP ITALIA」のでコラム連載しています。過去の記事もこちらからどうぞ♪
コラム一覧はこちら→ https://shop-italia.jp/author/mako-kobayashi
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