私は日本でイタリア語を学んだことがなく、イタリア語知識はGRAZIE(グラッツィエ=ありがとう)程度でイタリアに来ました。なので、当初は巻き舌も全くできず、できるようになる気もしなかったです。そのくらい苦手でした。ですが、あるふたつの単語のおかげで気づいたら巻き舌ができるようになったんです!その単語とは・・・
BIRRA(ビッラ=ビール)とFREDDO(フレッド=寒い)という二つの単語です。どちらも日本人には苦手の巻き舌で発音するので、発音難易度の高い単語です。
夏場は非常に暑いフィレンツェ、ワインなではなくビールを飲みたい気分になる気候です。実際、私も毎晩のようにビールを飲んでいたので、毎日BIRRAを繰り返していました。
そして、冬場はとても寒いフィレンツェ、毎日のようにFREDDOを繰り返していました。日本でも冬はよく寒い、寒いっていいますよね。イタリアでも同じです。イタリア人たちと「今日も寒いね~」と毎日挨拶していました。
(photo: Alessandro Allori 2010年12月撮影)
夏はBIRRA、冬はFREDDO、この単語を毎日、無意識に繰り返していたことで半年後には自然と巻き舌発音ができるようになっていました。逆に今ではLの発音、日本語でのラリルレロの発音まで巻き舌になってしまって困っているくらいです。というわけで、イタリア語学習をしている日本人の皆さん、騙されたと思って、毎日BIRRAとFREDDOを繰り返してみてください!巻き舌発音ができるようになりますよ~。
*ビールが嫌いな方は、夏に毎日つぶやきたくなるRがつく単語を見つけてみてください。コツはとにかく、無意識に毎日つぶやきたくなる言葉を見つけ、それをひたすら繰り返すことです!
ちなみに、外国人とコミュニケーションを図るのに使える「ミラクル小物」についてはこちらの記事をどうぞ。→「これ1つで世界中の人と友達になれます。」
次回は、上の写真、フィレンツェが雪で覆われた日について書いてみようかと思います。
Mako says
イタリア人たちに「Rの発音ができるようになった言葉は何だと思う?」と聞いたところ、面白い単語の回答が続々寄せられたので、追加で書いておきます。これは難しい!「carroarmato marrone」「ramarro」巻き舌のオンパレード!カロマート・マッローネは、茶色い洗車、ラマッロはトカゲです。それからフィレンツェ名物の臓物系「trippa」トリッパ「lampredotto」ランプレドットという単語も(笑)とにかくコツは、なんでもいいから毎日巻き舌を繰り返すことだと思います。