先週ご紹介した「アマルフィのベストシーズンはいつ?」に引き続き、アマルフィ海岸の続編です。シーズンオフに訪れたため食べてみたかったものが食べられず失意のどん底(大げさ・・)にいた食いしん坊の私でしたが最後の最後でホームラン級のデザートに巡り合えました!今回はそのお話です。日本人の口にも合う絶品デザートとは?
アマルフィのホテルでチェックアウトをしていたところ、仲良くなったホテルのフロントの人がこんなことを教えてくれました。「隣町のMinori(ミノーリ)に有名なお菓子屋さんがあるから行ってごらん。そこでアマルフィ名物ドルチェ”デリツィア・アル・リモーネ”も食べられるよ。確か冬も営業していたはずだから確認してあげるね」と電話をかけて営業中であることを確認してくれました。
アマルフィ海岸はレモンの生産が盛ん
アマルフィ海岸はレモンの生産地としても有名。サレルノからアマルフィまでの山道の断崖絶壁にもレモン畑が広がっていました。
レモンの生産が盛んなアマルフィ海岸ではレモンクリームパスタやレモンリゾットなどが名物料理。アマルフィ名物ドルチェの”デリツィア・アル・リモーネ”もレモンを使ったケーキです。
日本人好みのレモンケーキ「デリツィア・アル・リモーネ」
ホテルの人に教えてもらったスウィーツの名店「Sal De Riso(サル・デ・リゾ)」はミノーリのバス停の真ん前にありました。目の前に広がるミノーリの美しい海岸を眺めながら絶品スウィーツが楽しめます。
アマルフィ名物のレモンのケーキ“デリッツィア・アル・リモーネ”を注文すると気分が一気に上がる美しい盛り付けで出てきました。
ドゥオーモ型がなんとも愛らしく、その見た目の美しさもさることながら、その美味しさといったら!イタリアのケーキはずっしり&ぼそぼそっとした触感のタイプも多いのですが、このケーキはしっとりふんわり系で日本人好み。レモンシロップ入りのカスタードクリームをスポンジケーキで包み、さらにアマルフィ海岸のレモンピールで香りづけされたクリームをコーティングしたケーキで爽やかな甘酸っぱさが口いっぱいに広がります。まさにデリツィア・アル・リモーネ=「レモンの歓び」という名にふさわしいスウィーツ。
「Sal De Riso(サル・デ・リゾ)」はこれまで数々の賞を受賞してきた有名なイタリア菓子職人Salvatore De Riso (サルバトーレ・デ・リゾ)氏がオーナーのお店。過去に日本橋三越本店のイタリアフェアにデリツィア・アル・リモーネなどのスウィーツを出店したことがあるようです。
お目当ての絶品スウィーツを食べた後は店内でお買い物。「Sal De Riso(サル・デ・リゾ)」は店内もとてもキュートです。
デリツィア・アル・リモーネ以外にも目移りするほど美味しそうなケーキがずらり。ああ、全種類食べた~い!
お土産コーナーも充実の品揃え。フルーツのコンフィチュールや、リキュール、ビスケットなどもオシャレな包装で選ぶのに迷ってしまいます。中にはスウィーツをイメージした香水やルームフレグランスまでありました。
迷いに迷った挙句、アマルフィ名物デリツィア・アル・リモーネ味のビスケットとコンフェッティ(イタリアの砂糖菓子)をお土産に購入しました。これまたとても美味しくイタリア人たちにも大好評でした。
デリツィア・アル・リモーネを堪能した後は、バスが来るまで美しいミノーリの海岸を散策しました。アマルフィとはまた違う雰囲気でいつかゆっくり歩いてみたいと思うような街でした。
アマルフィから足を延ばして隣町のミノーリで絶品スウィーツ。爽やかな甘さに旅の疲れも癒されますよ。
パスティッチェリア・サル・デ・リゾ、ミノーリ店
Via Roma, 80 – 84010 Minori, Costa di Amalfi
http://www.salderiso.it/
コラム連載中の「あがるイタリア」
イタリア大使館協賛、三越伊勢丹サイト運営のイタリア情報サイト「あがるイタリア発見WEBマガジン」でも掲載されていますので、こちらもどうぞご覧くださいませ。
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