バーニャ・カウダはとっても簡単!材料はたった3つ。
北イタリアの旅で紹介した、ピエモンテ州の郷土料理Bagna Cauda(バーニャ・カウダ)。詳しくは、こちらの記事もご覧ください→「北イタリアの旅(3)バーニャ・カウダ、本場ピエモンテ州で食べる味は?」日本にいた時から大好きな料理でしたが、本場で食べる味も絶品でした。フィレンツェに戻ってからも、またあの味が食べたくなり、イタリア人に頼んでバーニャカウダを作ってもらいました。私がピエモンテ州で食べたバーニャ・カウダは生クリームが入ったタイプでしたが、オリジナルは生クリーム無しなのだとか。今回ご紹介するのはそのオリジナルといわれる、生クリームの入っていないパターンのバーニャ・カウダのレシピです。とっても簡単なので、試してみる価値ありですよ!野菜がいくらでも食べられるおいしさです。
材料:にんにく、塩漬けのアンチョビ、エキストラバージンオリーブオイルのみ。あとはお好みの野菜をご用意ください。
目安量:(二人前)にんにく丸1個(1片ではなく1塊全部)、アンチョビのフィレ3つ(骨つきなら取り除く)、オイルはにんにくとアンチョビが浸る程度。
①まずは、厚手の鍋にエキストラバージンオリーブオイルをたっぷり入れて、皮をむいたにんにくをたっぷり入れます。そして弱火にかけます。常に弱火をキープします。この状態で2~3分放置。
②にんにくとオリーブオイルを弱火にかけている間にお好みの野菜を準備します。この日は、にんじん、カリフラワー、カブを用意。イタリア人はカリフラワーを生でも食べます。ピエモンテで食べたバーニャ・カウダも野菜は全て生でしたが、好みによって茹でてもいいと思います。
③オーブンで玉ねぎを焼きます。皮がついたままオーブンに入れていました。この他、同時にじゃがいももお湯にかけて茹でました。
④オリーブオイルとにんにくを弱火にかけて2~3分くらい経ってから、アンチョビ(いわし)の塩漬けを入れ、さらにエキストラバージンオリーブオイルをにんにくとアンチョビが全部浸るまで加えます。【注意】塩漬けのアンチョビは、最初に塩を水でよく洗い落としてから使って下さい。それでも塩辛いので、バーニャカウダに塩を加える必要はありません。
⑤常に弱火で木べらでゆっくりかき混ぜ、にんにくとアンチョビが溶けたら完成です。
バーニャカウダソースはすぐ冷めてしまうので、コンロの火にかけながら頂くか、ピエモンテのように専門の器(ろうそくの火を下に入れて常にソースを温められる容器)で食べるのが美味しい食べ方です。どちらも持ち合わせていなかったので、食べている間に何度かコンロの火にかけて温めつつ頂きました。アンチョビの旨みが効いている料理なので、魚だしの文化を持つ日本人の口に合う、とても美味しいピエモンテ料理です。この料理に合うのは、もちろんピエモンテ産の赤ワイン、Barbera(バルベーラ)。材料はたったの3つだけ「エキストラバージンオリーブオイル、にんにく、アンチョビのオイル漬け」、あとは残り物の野菜でできるので、お酒のおつまみにもささっと作れて便利ですよ!
バーニャ・カウダが出てくるブログ記事シリーズ「北イタリアの旅」もあわせてどうぞ。
北イタリアの旅(1)カウントダウンディナーで耐久レース並の過酷さを経験
北イタリアの旅(2)お城だらけのロマンチックなヴァッレ・ダオスタ
北イタリアの旅(3)バーニャ・カウダ、本場ピエモンテ州で食べる味は?
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