(お好み焼きのヘラのようなものを持っていても、ガテン系にならず、なんだかサマになる!さすがオシャレなイタリア人。)
日本人も大好きなクレープ。このクレープ、実はフィレンツェを牛耳っていた一族メディチ家が生み出し、メディチ家のカテリーナがフランス王へ嫁いだ時にフランスへ渡ったという一説があると、イタリア人から聞きました。そんな一説があるくらいイタリア人もクレープをよく食べます。
この日は、フィレンツェ市内で開かれていた青空市場で、イタリアでも珍しいNECCI(ネッチ)というクレープを見つけました。このNECCIはトスカーナ州ピストイアのご当地グルメで、栗の粉を使った生地のクレープです。もちろん、このお店もピストイアから来ていました。
NECCIは、リコッタクリーム入りが3.5ユーロ、無しが2ユーロでした。私はリコッタクリーム入りを食べたのですが、なんと甘くない!デザート感覚で食べたので、てっきり甘いものだと思い込んでいたのですが栗のほのかな甘みのみ。調べてみると、このクレープはデザートではなく、パンのような存在で、他の料理と一緒に食べるようです。生地がモチモチっとしていて、香ばしかったです。
こちらのかなり愛想のよかったお兄さんたちは、イタリア北部トレンティーノ州から来ていました。写真手前の大きな袋に入っているものは、乾燥リンゴです。味見しましたが、りんごの味が濃くて酸味もあって美味しかったです。ここでは、「有機栽培のりんご」を買いました。
こちらが購入したトレンティーノ州の有機栽培りんご。イタリアでもりんごの有機栽培は難しいそう。これだけ綺麗な状態でできるのもなかなかないとか。有機栽培なので、皮ごと食べましたが、味よりも、噛んだ瞬間に広がる香りにびっくりしました。とってもいい香り。味も濃くて申し分無かったです。イタリアでは、有機栽培で作られた野菜や果物は「BIO(ビオ)」または「BIOLOGICO(ビオロジコ)」と書かれて販売されています。通常のものよりは少し値段が高いですが、健康面、環境面を考えてなるべくBIO製品を選びたいと思っています。
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