マルケ州の人口約1100人のまち、VISSO(ヴィッソ)
「イタリアの最も美しい村」(イタリアの歴史的な遺産や景観の保全や村の振興を目的とする民間団体)にも加盟しているVISSO(ヴィッソ)。次回以降で紹介するCASTELUCCIO(カステルッチョ)という街へ行く途中、たまたま通りがかって寄ってみることにした、こじんまりとしたかわいらしい街です。
VISSO(ヴィッソ)は、フィレンツェからおよそ250キロ、車で約3時間半のところにある、マルケ州の街です。
訪れたのは7月初旬。まだ本格的な夏の暑さは到来していなかったものの、日中は少し汗ばむほどの暑さを感じました。暑さを感じるのは人だけではありません。

自慢のベッドでお昼寝。「極楽~」という心の声が聞こえてきそう・・・
ワンちゃんもこの通り。イタリアの夏は日差しが強いので、犬も日中のお散歩は暑くて大変です。素敵なお庭の日陰に用意された専用ベッドでうたた寝をしていました。とっても気持ちよさそうですね。
街中で見かけた犬にやさしい心づかい
イタリアも多くの人が犬とともに暮らし、街中を犬と一緒に散歩しています。イタリアの公共の水道水は意外に多くの場合で普通に飲めますし、びっくりするくらい冷たくて美味しいこともあります。ですから犬のためにお水を見つけることは簡単なのですが、問題は入れ物。うっかり忘れた時に困りますね。
ヴィッソの街中でこんなサービスを見かけました。犬の写真の下にはイタリア語と英語で「もしあなたたちのワンちゃんが喉が乾いていたら・・・」とかかれています。犬にお水を飲ませるための受け皿と、そのお皿を最後に洗うブラシのサービス。
お皿の隣には水道水があり、ここで受け皿に水を入れて犬に飲ませることができます。

お水のサービスは気が効いてるな~
イタリア中を旅行していますが、このちょっとした犬へのサービスは初めて見ました。レストランなどでも頼めば大きな容器を貸してくれたりしますが、街中で無人のこのようなサービスは他に見たことがありませんでした。愛犬家が始めたサービスだと思いますが、このようなサービスがある街は、思いやりにあふれた街のように感じます。悪用もされず、お皿もぴかぴかに光っていました。こんなやさしさにあふれる街で育つ犬もおおらかでのびのびしているように思います。
犬との暮らし方はイタリアと日本では全く違いますが、このテーマは長くなりそうなので、また機会がありましたら。
コメントを残す