見た目がアート・オブジェのようなイタリア野菜、ロマネスコ
イタリアのスーパーや八百屋でこの野菜を見た時は、あまりのインパクトに「なんじゃこれ?!」と思いました。ウィキペディアで調べると、この「花蕾群の配列がフラクタル形状を示す」そうで、なんともアート・オブジェクトのような野菜です。一度食べてみたいと思いつつ、どんな味がするか想像もできなかったので、いつもなんとなく買わず仕舞いだったのですが、こないだ行きつけのオーガニック野菜ショップ(ブログ記事「フィレンツェで行きつけのオーガニックショップ」もあわせてどうぞ)で目につき、ついに買ってみました。
イタリア語ではBroccolo Romanesco(ブロッコロ・ロマネスコ)
日本ではロマネスコと呼ばれているようですが、ウィキペディアによると、これはイタリア語に由来するそうです。イタリア語ではBroccolo Romanesco(ブロッコロ・ロマネスコ)と呼ばれ、日本語に訳すと「ローマのカリフラワー」です。イタリア人に食べ方を聞いたところ、「カリフラワーと同じようなものだから、カリフラワーみたいに茹でて食べたらどう?」とのこと。カリフラワーと同じように花蕾を切り、葉っぱも一緒に茹でてみました。味はというと、カリフラワーのもう少し味が薄い感じとでもいいましょうか。ほぼカリフラワーのような味で、少しだけ苦みがあるように感じました。見た目のインパクトに反して、味には全くインパクトがなく、ちょっと寝ぼけた味。正直に言って、カリフラワーの方が味があって美味しいと思いました。
味はともかく、見た目のこのインパクト!茹でてサラダに盛り付ければ、それだけで見た目は華やかになります。日本でも栽培&販売しているところもあるようですので、イタリア野菜「ブロッコロ・ロマネスコ」食してみてはいかがでしょうか?
きたとしかず says
ここ最近日本のスーパーでも見る事ができるようになりましたね。
最初見たときはカメレオンの目のように感じました。
ろまねすコと呼ばれる以前、近所のスーパーでとんがりくんという名前で売られていたのをみて笑っちゃった記憶があります。
ちなみにエイと一緒に煮込んだスープがローマ料理として有名で、クリスマスの時期に食べるそうですよ。
Mako says
きたさん、コメントありがとうございます。
ロマネスコは日本のスーパーにもあるんですね。
少し前に日本のインターネットでカルチョーフィがひとつ1000円ほどで販売されていてびっくりしました。逆にイタリアでは大根がDAIKONという名前でスーパーで普通に販売されています。
「とんがりくん」とは、これまた破壊力あるネーミング・・。せっかくのオシャレ感がぶっとんでしまいますね?!
ロマネスコとエイのスープ!これまた気になります。
イタリアのスーパー鮮魚コーナーでエイが丸ごとそのまま並んでいるのを見るたびに「果たしてあれは美味しいのだろうか?」といつも気なっています。