北イタリアの旅で紹介したイブレアで激しい「オレンジ投げ」戦争
先月ご紹介した、北イタリア・ピエモンテ州のイブレアという街(詳しくはこちら「北イタリアの旅(3)バーニャ・カウダ、本場ピエモンテ州で食べる味は?」をどうぞ!)で、昨日の2月7日、伝統行事のbattaglia delle arance=「オレンジ投げ戦争」が開かれました。
私が訪れた1月初旬、普段のイブレアの街はとても静かで穏やかな雰囲気。ですが「オレンジ投げ戦争」開催には雰囲気も一変!それがこちら。
地元の新聞報道によりますと、あいにくの雨天、さらにパリでのテロ以降強化されているテロ防止対策などの条件にも関わらず、参加者は昨年の10000人に及ばなかったものの今年も多く、7000人が参加しました。また見学者として近隣住民も含めて16000人が訪れました。市民らが9組に分かれて、ひたすらオレンジをぶつけ合います。
新聞報道では使用されたオレンジの量は紹介されていませんが、写真を見る限り、道路を埋め尽くすほどの膨大な量のオレンジが投げつくされたようです。参加チケットは一人8ユーロで、今年は57000ユーロの売り上げだそうですが、昨年よりも20000ユーロ減。
オレンジ投げでの負傷者数は70人、そのうち12歳の少年が急性アルコール中毒で病院に運ばれたそうですが命に別状はないとか。急性アルコール中毒は、オレンジ投げとは直接は関係ないですが、70人もの負傷者数が出る激しい、オレンジ投げ戦争。次回は1年後の2月に開催予定、今からオレンジを投げる練習?を重ねて来年こそは参加してみたいかも?!
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