今日から4月、日本は新生活スタートですね。イタリアは入学式などは9月なので新生活スタートというわけではないのですが、春が到来したのと先週土曜から日曜にかけてサマータイムに変わったので、なんとなく節目という感じが漂っています。
4月1日は世界的にエイプリルフールの日ですが、イタリアではPesce d’Aprile(ペッシェ・ダプリーレ)と言います。直訳すると「4月の魚」という意味ですが、なぜこんな名前で呼ばれているかというと、子供たちが魚の形に切り抜いた紙に「○○のバカ」などと冗談を書いて、それを○○君、○○ちゃんの背中にこっそり貼って遊ぶことに由来しているようです。イタリアも日本も子供たちの遊びは似たようなものですね 。
さて、新生活で新調したいものといえば「バッグ」ではないでしょうか。私の住むフィレンツェは昔から革産業が盛んな街。郊外には、有名ブランドの革バッグの製作工場もいくつもあります。そんな背景があるフィレンツェでは、お手頃価格で上質の本革バッグが手に入るので、街行くイタリア人たちもステキな革バッグを持っています。
バッグは毎日使うものですし、あまりに安っぽいバッグを持っていると全体が安っぽく見えてしまいがちです。だからといって、イタリア人みんなが高級ブランドを持っているわけではありません。高級ブランドはイタリアでもやはりそれなりの値段がします。フィレンツェにはイタリア人が普段使いするお手頃で上質なレザーバッグブランドがいくつもあるんですよ。
今回はそのうち、フィレンツェのブランドTUSCANY LEATHER(トスカニー・レザー)とSILVANO GIULIANI(シルヴァーノ・ジュリアーニ)とについてご紹介したいと思います。
■■TUSCANY LEATHER(トスカニー・レザー)■■
トスカニーレザーは、革産業が盛んなトスカーナ州に工場を構え、トスカーナ伝統革のベジタブルタンニンレザーから最近流行のサフィアーノレザーまで様々なタイプのイタリア製本革を使い、クラシックなデザインから最新のデザインまで幅広いデザインバッグを発表しています。
革製造・デザイン・生産すべてをイタリアで行い、Made in Italyの保証書がついていながら、リーズナブルな価格が魅力のブランド。イタリアの他、世界中で人気があります。デザインが豊富でハンドバッグ、ビジネスバッグ、リュック、旅行バッグなど150種類以上のデザイン&豊富なカラー選べるので必ずお気に入りの一点が見つかります。
トートバッグはファスナー付きで安心
日本で人気のトート型デザインはイタリアでも人気です。トート型バッグはぱっと荷物を詰め込め便利ですが、ジッパーがついていないタイプも多いですね。私はこれまで約30ヶ国・200都市以上へ海外旅行で出かけていますが、海外で使うバッグ選びでは必ずファスナーがついているものを選んでいます。ご存知の通り海外旅行では、日本よりもスリやひったくり被害に遭うケースが多いからです。ファスナーがついているのとついていないのでは、安心感も違います。かばんの中に手を入れられるなんて・・想像しただけでもぞっとしますね。トスカニーレザーのトートバッグにはファスナー付きデザインも沢山あります。
自転車利用者に便利な斜め掛けできるショルダーストラップ付き2WAYバッグ
フィレンツェという町は、古都なので狭い道が多く車両通行禁止や一方通行の路地だらけの街。駐車場を探すのもとても大変です。そのため自転車がとても便利。しかし、イタリアのほとんどの自転車にはカゴがありません。カゴに物を乗せて運ぶとひったくり被害に遭う恐れがあるためです。自転車自体の窃盗件数が日本とは比較的にならないほど多いことからも、日本よりは治安が良いとは言えません。荷物は体から離れたカゴに入れるのは厳禁、身に着けること基本になります。そういう背景もありバッグを斜め掛けできる、取り外し可能なロングショルダーがついているデザインも豊富です。
ビジネス&カジュアル併用できるバッグ
ビジネスにもカジュアルにも使える、堅苦しくないデザインのビジネス&パソコン搬送用バッグも種類豊富。いろんなシーンで活躍してくれます。ノート型パソコンやA4サイズの資料もラクラク入るサイズも揃い、ポケットが沢山ついて機能性に優れたバッグもあります。
こちらのビジネスバッグは、取り外し可能な長いショルダーがついている上、ストラップのかけ方を変えるとリュックに様変わりする3WAYバッグなので自転車通勤にもぴったり。「自転車通勤したいけれどリュックサックは仕事上無理・・」という方にお勧めのバッグです。
イタリア製本革ならではの美しい発色も人気の理由の一つです。また毎シーズン新作が登場するので、イタリア製の最新デザインバッグや旬のカラーが常に揃っています。どんな新作が登場するか、いつも楽しみなブランドです。AmicaMako(アミーカマコ)オンラインショップでも多数取り揃えていますので、是非ご覧ください。
■■SILVANO GIULIANI(シルヴァーノ・ジュリアーニ)■■
創業者のシルヴァーノ・ジュリアーニ氏は30年以上革製品のデザイン・製作に携わり、フィレンツェの中心地に工房も兼ねた店舗を構え、トレンドを予測しながらオリジナルアイテムを発表しています。
イタリアのクラフトマンシップを持つ熟練の職人たちが、ジュリアーニ氏とともに、長年培った技術を駆使しながら、革バッグ、革ベルトなどを一つ一つ手作業で縫い上げ丁寧に仕上げています。
上の写真のロイヤルブルーのバッグをご購入頂いたお客様からは、こんなご意見を頂いています。
「届いた鞄の色が綺麗で軽くて使いやすいことに感動しています。このように綺麗な色の青はほとんど見かけない上にお値段もデザインも良く、本当に幸運だったと思っています。最初に使ってみて真っ先に心に浮かんだ感想は「歩きやすい」でした。靴や服でのコメントではないので少々違和感がありますが、正直な感想です。他の鞄では片手が塞がったり身体にフィットしなかったりするせいか歩きづらいと思うことがよくあるのですが、この鞄は自転車に乗るときも歩くときも身体の一部のようになじんで非常に楽なのです。」
イタリアと日本では使用可能な皮の染料が異なり、イタリアでしか出せない美しい鮮やかな発色というものがあります。このような発色の良いロイヤルブルーは、他の国のレザー製品では見かけないかもしれません。
上の写真のネイビーブルーのバッグをご購入のお客様からはこんなご意見を頂きました。
「デザインもいいし、革の質感や作りもいいですね。 ポケットも沢山あって使いやすそうです。 東京ではこの価格では、同じような商品は手に入らないでしょう。 それに人のものとは違う、レアで個性があるイタリア製品ってところもいいですね。」
※ご注意※シルヴァーノ・ジュリアーニのバッグは2016年6月現在のものです。AmicaMakoオンラインショップでは販売休止中です。
イタリア製本革バッグを日本でお買い物
バッグのことはイタリア語では単数形でBORSA(ボルサ)、複数形でBORSE(ボルセ)といいます。革バッグのことはBORSA IN PELLE(ボルサ・イン・ペッレ)です。イタリア旅行でバッグを買いたい方は覚えておくと便利な単語ですよ。
フィレンツェ発のAmicaMako(アミーカ・マコ)オンラインショップは、イタリアのメーカーの正規販売店として直接取引を行っており、中間業者を一切通していないので日本で購入すると高額になりがちなイタリア製バッグを現地価格に近い価格でご紹介しています。「日本にいながらイタリアでお買い物気分」をお楽しみくださいませ。
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