PITTI BIMBO(ピッティ・ビンボ)=世界最大規模の子供ファッション見本市が今年で40周年。その記念パーティーに出席しました。
フィレンツェでは年に二回、世界最大規模の男性ファッションの見本市PITTI UOMO(ピッティ・ウオモ)ともうひとつ、PITTI BIMBO(ピッティ・ビンボ)=子供ファッションの見本市が開かれます。
一昨年は、ベッカムの愛娘ハーパーちゃんが着こなしているイタリアブランド「モナリザ」のファッションショーがベッキオ宮殿で開かれました。お人形のような子供たちがキャットウォークをこなしている様子はおとぎ話のような雰囲気で、なんとも可愛らしかったです。「ベッカムの愛娘・ハーパーちゃんが着ていたイタリアブランドとは?」
PITTI UOMOのすぐ後で開催される、このPITTI BIMBOは、今年で開催40周年を迎えました。その周年を祝った記念夕食パーティーが先週開かれ、PITTI BIMBOに出店している友人のイタリア人たちからPRとしてご招待して頂きました。友人たちのかわいいテナントについては、また後日お伝えします。
会場はまるでお城?!のような上流階級の豪邸VILLA=ヴィッラ
会場はフィレンツェから車で30分ほどのSAN CASCIANO VAL DI PESA(サン・カッシャーノ・ヴァル・ディ・ペーザ)にあるVILLA LE CORTI(ヴィッラ・レ・コルティ=コルティ家の旧邸宅)。招待客はフィレンツェから専用の送迎シャトルバスで向かいます。ピッティは国際的なイベントなだけあって、車内は色んな言語が飛び交っていました。さて、期待していた会場はというと・・・
お城!!!とっても広大な庭にはふかふかの芝生が敷き詰められていました。
こちらのピッティの飾り、夜は「行灯」に様変わり。キュートなだけでなく、実用的でなアイデアでもありました。
DJがいて・・・
アコーディオンの生演奏があり・・・
警備のお兄さんは黒づくめでシック。映画のセットみたいな雰囲気です。ところが・・・これは何?!
ウェイターの人たちの衣装がなんと作業服!ヘルメットに水中眼鏡につなぎ。よく見ると、ワインクーラーも「バケツ」です。なんだか面白い演出でした。
ワインも台車で運んでおもてなし!ウェイターの後ろの背負っている白い袋はごみ袋。ワインを提供しつつ、ごみも回収するというサービスで、芝生にごみが捨てられることもありませんでした。ナイス・アイデア。このウェイターが持っているボトルは、この会場のVILLA LE CORTEのオリジナルのスパークリング・ロゼ・ワイン【PRINCIPE CORSINI ROSÉ(プリンチペ・コルシーニ・ロゼ)】でしたが、これがまたとっても美味しく、周りのイタリア人たちも絶賛していました。夕焼けのようなオレンジがかったピンク色も上品。
インターネットで買えるようで、75mlで14ユーロほどで販売されているようです。
イタリアのパーティーのケータリング・フードは絶品
結婚式パーティーや記念イベントパーティーの楽しみといえば、イタリア人もやはり「食事」。花より団子は世界共通のようで、いくら豪華に美しいパーティーでも食べ物や飲み物がイマイチだと、イタリア人も陰で文句を言っています。特にイタリア人はイタリア料理にプライドを持ち、食べることが大好きな国民。そんなイタリア人たちのケータリング・フードはというと・・やっぱり絶品なんです。ラッキーなことに、これまで何度もイタリアのパーティーに招待して頂いていますが、毎回ケータリング・フードに感動します。パーティーに慣れている国の人たちなので、演出も様々。
一昨年のPITTI UOMO開催中に開かれたパーティー会場は5つ星ホテルFOUR SEASON’S HOTEL(フォーシーズンズ・ホテル)の美しいお庭。このケータリング・フードは高級レストランにひけをとらない美味しさでした。「Four Seasons Hotelでファッションパーティー」
さて、今回のケータリング・フードはというと・・・
大量の油?!目の前でフリット(揚げ物)をしてくれる実演サービスがありました。フリットは持ち運びもラクだし、人とおしゃべりしながらつまめるので、パーティーフードとしてとても便利。
食事には行列ができてしまうのですが、この会場では行列軽減対策なのかどうかはわかりませんが、いくつものテーブルに分散して食事が提供されました。そのおかげで、それぞれが好きな食事のテーブルに並べばいいという仕組みで、行列も少なかったです。フリット以外にはこんな食事がありました。
~メニュー~
●オードブル:玉ねぎジャムときゅうりのタルト、バジルのジェラート、トマトのブルスケッタ
●サラダ:好きなサラダの盛り合わせ、エキストラバージンオリーブオイルはVilla le Corteのオリジナル
●フリット:アランチーニ(ライスコロッケ)、ズッキーニの花、コッコレ(揚げパン)
●パッパ・アル・ポモドーロ (フィレンツェ名物、トマトのパン粥)
●トマトのパスタ
●ランプレドットのパニーニ(フィレンツェ名物、ランプレドットは内臓)
●ピザ
途中、ピンクの夕焼けが空一面広がり、なんとも優雅な雰囲気に。イタリアの日の入りは現在、21時ごろです。夜遅くまで明るいのでこうして外で飲むのに、とても気持ちのいい季節です。
イタリア人も、もちろんデザートは別腹です。デザートの種類もこの通り、豊富!このテーブルでは、メロン、スイカ、ドーナツ、フルーツタルト、チーズケーキから選べました。
夜が更けるとまた違った雰囲気に。ライトアップされ、音楽のボリュームも上がります。オープンエアのクラブ状態になり、お酒も入ったイタリア人たちは踊ったり、おしゃべりしたり。私は23時半のシャトルバスでフィレンツェへ戻りましたが、パーティーは24時過ぎまで続いたようです。
イタリアのパーティーいかがでしたでしょうか?
こうしたパーティーに参加する度に、イタリア人って本当に人生を楽しむのが上手だとつくづく思うのでした。
次回以降でPITTIで見かけたファッションなどもお伝えしたいと思います。
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