◆FIAT JAPANのオフィシャルサイト『fiat magazine CIAO!』にインタビュー＆原稿を担当した記事が掲載されました（７月２日）◆
世界中の誰もが憧れる、世界最高峰の帽子ブランド「ボルサリーノ」。イタリアを代表するブランドであり、クラフトマンシップを大切にしながら伝統を守り続けているなど、ボルサリーノとフィアットには多くの共通点があります。そんなイタリアの2大ブランドによるコラボレーションが実現しました。
世界に冠たるイタリアの高級帽子ブランド「ボルサリーノ」とは？
ひとたび帽子をかぶれば、たちまち誰もがエレガントになれるボルサリーノは、1857年に創業者であるジュゼッペ・ボルサリーノ氏が北イタリアのアレッサンドリアに設立してその華麗なる歴史がスタートしました。
1900年にパリ万国博覧会にてグランプリを受賞したことから、一躍世界中から脚光を浴び、またたく間に世界を代表する人気ブランドへと飛躍。1925年には最初に工房を建てたアレッサンドリアにボルサリーノブティック1号店をオープンさせました。
1930年からはボルサリーノの帽子が多くのハリウッド映画に登場するようになります。『カサブランカ』ではハンフリー・ボガートが、『8 1/2』ではマルチェロ・マストロヤンニが、『勝手にしやがれ』ではジャン・ポール・ベルモンドがボルサリーノの帽子を着用し、世界的スターたちが身につけるボルサリーノ・ハットの人気は不動のものになります。
1970年、フランスを代表する2大俳優アラン・ドロンとジャン・ポール・ベルモンド主演の映画『ボルサリーノ』（ジャック・ドレー監督）が公開されますが、高級ブランド名がそのまま映画のタイトルになるのは世界で初めてのことでした。
その後もモスキーノやヨウジ・ヤマモトといった世界の名だたるデザイナーたちともコラボレーションを成功させ、世界中の人々に愛され続けてきました。現在は世界に9つの旗艦店と約550店舗を展開、今なおそのエレガントさは時代を超えて、ますます輝き続けています。
ボルサリーノが誇る、創業時から変わらぬ一流のクラフトマンシップ
ボルサリーノが19世紀半ばからずっと世界中から愛されてきた理由は、創業時から職人たちによって徹底的に守られているクオリティと独自のスタイル、そしてそれらを支えるクラフトマンシップにあります。
フェルトハットとストローハットの２ラインを展開していますが、いずれも伝統的な製法のハンドメイドにこだわり、何世代にも渡って忠実につくられ続けています。
イタリアを代表するブランドとしての誇りなど、フィアットと多くの共通点をもつボルサリーノ。そんなボルサリーノのクリエイティブキュレーターを務めるジャコモ ・サントゥッチ氏への特別インタビューが実現し、ブランドの魅力やフィアットとのコラボレーションについてお聞きしました。
ボルサリーノ・クリエイティブキュレーター、ジャコモ ・サントゥッチ氏の特別インタビュー
＜プロフィール＞
Giacomo Santucci ジャコモ ・サントゥッチ
ボルサリーノのクリエイティブキュレーター。これまでドルチェ＆ガッバーナの最高執行責任者、グッチの社長兼最高経営責任者、プラダのアジア太平洋マネージャーなど数多くのブランドで経営指揮やマネージメントを行ってきたラグジュアリーブランドのエキスパート。パリ工科大学で原子力工学の学位、ボッコーニ大学でMBAを取得。
ー長きにわたり、帽子を作り続けてきている御社の、製品作りに対するフィロソフィーを教えてください。
ボルサリーノの創造的なフィロソフィーは、アレッサンドリアに帽子工房が設立され、アーツ・アンド・クラフツ運動の花が開いた 19 世紀後半の特定の時代にインスパイアされています。 その当時のスタイルが現代風に再解釈され、過去と現在の間に有意義な対話を生み出しています。
ーボルサリーノがものづくりにおけるこだわりのポイント、そしてデザインについて重視しているポイントなどを教えてください。
1857 年の創業以降、ボルサリーノの製造は世代から世代へと受け継がれ、ブランドの文化的価値を表す製造プロセスを忠実に守ってきた点がこだわりのポイントです。
例えばフェルトハットはマテリアルからつくるのですが、ひとつ完成させるには手仕事による50以上のステップと7 週間の作業が必要です。
手で編んでつくるストローハットでは、1 つを完成させるのに最大 6 か月かかるものもあります。
デザインに関しては、時代の先を見通していたボルサリーノ創業者ジュゼッペ・ボルサリーノからインスパイアを受けています。彼は機能性と美しさとの融合を追求することでメンズファッションに革新をもたらしてきました。
ー今回のフィアットとのコラボレーションについて、ご感想をお聞かせください。
この前例のないコラボレーションは、伝説的な歴史を持つ 2 つのブランド(ボルサリーノは1857年設立、フィアットは1899年設立)を結びつけ、すべての分野で卓越性を追求するメイド・イン・イタリーを体現しています。ボルサリーノとフィアットの2 つの世界の対話が、並外れたクリエイティブなエネルギーを生み出すと信じています。
ーイタリアを代表するボルサリーノとフィアット、ものづくりに対する共通点はどのようなことだと思いますか。
ボルサリーノの帽子とフィアットの車の原点には、創造の天才であるイタリア人の存在があり、類を見ないほど美しく価値ある物に対して命を吹き込むことができる点だと思います。ボルサリーノの帽子とフィアットの車は、私たちの日常生活に美しさをもたらしてくれる、まさに文化的シンボルです。
ー（今回プレゼントとなる）「パナマキート」の特徴、デザインでこだわりのポイントをお教えください。
パナマハットのエントリーモデル「パナマキート」はエクアドル産の本パナマをエクアドルの職人たちが全て手作業で編んで作り上げる帽子です。エクアドル産の本パナマの繊維は軽く、弾力性と耐久性に優れています。2012 年には、何世紀にも渡る伝統を誇るエクアドルの職人による手編みの芸術が、ユネスコ無形文化遺産に認定されています。
ーパナマキートとコーディネートするのに、おすすめのファッション、おすすめの着こなし、おすすめのシチュエーションなどを教えてください。
「パナマキート」は暖かい季節のエレガントなハットですが、このスタイルが好きな人の多くは一年を通してかぶっています。
帽子は人それぞれの個性を表現できる素晴らしいアイテムだと私は考えています。「パナマキート」のフィアット・スペシャルエディションは、帽子をかぶる人のスタイルに呼応してと多様性をもたらしてくれるアイテムです。 女性からも男性からも一様に高く評価されており、クラシックなファッションはもちろん、カジュアルな服装に合わせるのも素敵ですよ。
ー日本にもたくさんいらっしゃる「ボルサリーノファン」にメッセージをお願いします。
昔からボルサリーノを愛用してくださっている日本において当社が今もなお大変人気があると伺うのは、私たちボルサリーノにとって大きな誇りとなっています。 私たちは日本のファンの皆様に感謝しつつ、皆様が大好きなボルサリーノのスタイルとクオリティーを今後も必ず守り抜いていくことをお約束いたします。
フィアットｘボルサリーノ、夢のコラボ。フィアット特別エディションのパナマキート
スタイリッシュなイタリア ブルーとブラックのツートンカラーが爽やかな限定車「500X Gran Vista」のデビューを記念し、世界に冠する最高峰の高級帽子ブランド「ボルサリーノ」とのコラボレーションが実現。「500X Gran Vista」をご成約いただいた方の中から抽選で合計50名様に、ここでしか手に入らないフィアット特別エディションのパナマキートをプレゼントします。
フィアット・スペシャルエディション「パナマキート」限定50名様（各色25名様）
ブリム幅6cmミディアムモデル、エクアドル産本パナマ
サイズ：57cm と59cmの2サイズ展開
フィアット特別エディションとして、「500X Gran Vista」の車体カラーにあわせたイタリア ブルーと、フィアットブランドのロゴカラーをイメージしたボルドーのリボンがそれぞれあしらわれています。
帽子の内側のスウェットバンドには、今回のコラボレーションを記念して特別に「フィアット」のロゴがプリントされ、スペシャル感を演出。
一流のクラフトマンシップを誇るイタリアを代表する２ブランドを同時に楽しめるスペシャルコラボ・キャンペーン。ボルサリーノの限定パナマキートをかぶりながら「500X Gran Vista」を運転し、いつもよりちょっとエレガントな気分でドライブを楽しんでみませんか。
「500X Gran Vista」ご成約キャンペーンの詳細はこちら
※キャンペーン応募期間 7月10日（土）～ 8月31日（火）
※画像はイメージです。
★後日談★
実は、この記事がフィアットオフィシャルサイトで掲載される前日に、事前インタビューをお願いしたジャコモさんをフィレンツェで開催されたピッティ・ウオモで偶然お見かけしました！ご挨拶すると、流暢な日本語で返事が返ってきて本当に驚いたのですが、写真で拝見するよりも実際はとても優しそうな方で暖かい笑顔が印象的でした！
掲載先『fiat magazine CIAO!』での当記事もあわせてご覧ください！
→【イタリア高級帽子ブランド「ボルサリーノ」。クリエイティブキュレーターが語る老舗の誇りとクラフトマンシップ】
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