毎年、楽しみにしているイタリアのイチジクの季節が到来
今年もやってきました、イチジクの季節。今がちょうど旬で大きなイチジクの木に沢山イチジクの実がなっているのを見かけます。上の写真は、南イタリア・カラブリア産のイチジク。緑色の皮のものと黒紫色の皮の二種類を主に見かけます。緑色の中は薄いピンク色のものと、濃い赤のものとどちらもあります。イタリアのイチジクは日本のイチジクよりもずっと小ぶり。
味はというと・・もう、びっくりするくらい甘い。濃厚こってりした甘さでいくつもパクパク食べてしまいます。皮をむきますが、むかなくても食べられるほど皮も柔らかく、半分に割って半分を一口でぱくっと食べてしまえます。イタリアでは、イチジクを使ったジャムやジェラート、タルト、ドライフルーツなど様々なデザートもあります。ですが、一番美味しのはなんといっても、木からもいで新鮮なイチジクをすぐに頂く食べ方です。友人の家の庭に大きなイチジクの木があり、今年は去年よりも豊作。友人のマンマが「マコ、今年もイチジクが食べごろになったよ!」と、さっそく沢山プレゼントしてくれました。
また、9月に食べるイチジクのことをsettembrini(セッテンブリーニ)と呼びます。settembre(セッテンブレ=9月)にちなんでいるのですが、このセッテンブリーニは木に残っているイチジクがさらに熟成&乾燥し、小さくていっそう甘味が増し、皮はむかずに一口でぱくっと食べます。
イタリア語でイチジクのことは単数形でfico(フィコ)、複数形でfichi(フィキ)です。もし、この時期にイタリアへ旅行にいらっしゃる日本人観光客のみなさん、旬のイチジクは市場やスーパーでも購入できますので、是非味わってみてください。
はじめてこちらにおじゃましました。
イチジクはイタリーを始め欧州ではメジャーな存在ですね。日本とは品種気候もことなるのでしょうけど、とにかく向こうのイチジクはとても味が濃厚で美味しかったという記憶はあります。青イチジクや黒イチジク、ありましたね。パンにもよく普通に星イチジクが使われていて。最近は日本でもイタリーやフランスなどのイチジクの品種の苗木が園芸店などあちこちで売られてようになったので、何本か買って育てています。ただ日本には梅雨があるので、イタリーや南フランスのような美味な果実ができるかどうかは解りませんが、あんな美味しいイチジクを、日本でも食べられたらは嬉しいです。
星ネコさん、はじめまして。コメントありがとうございます。
祖父母の家の庭にイチジクの木があり、それがとっても美味しかったので子供のころからイチジクが大好物なのですが、イタリアのイチジクの驚愕の甘さには感動しました。本当に美味しいですよねえ!イタリアのイチジクの木は驚くほど沢山実るので、毎日いやっていうほど食べられるんですよ、まさにパラダイスです。日本で育った欧州イチジクが実るようになりましたら、どんな味がするか是非教えてくださいね。報告お待ちしてます!