イタリアも日本と同様、オレンジやミカンは冬がシーズン。旬が終わりかけていますが、名残惜しくて先日、シチリア産のレッドオレンジを買いました。イタリア語ではArancia Rossa di Sicilia(アランチャ・ロッサ・ディ・シチリア)といいます。日本では「ブラッド(血)オレンジ」としても有名ですが、このオレンジを半分に切ってびっくり!真っ赤、というか、本当に血のような色!こんなオレンジは初めて見ました。皮も赤みがかっていたので、中もさぞ赤いんだろうとは思っていましたが、ここまで血の色にそっくりだとは思わず、切ってちょっと仰天したくらいです。少しおどろおどろしいですよね?!
さて、このオレンジ、ジュースにするとやっぱりあの真っ赤なオレンジジュースになるのでしょうか?さっそく絞ってみました。
やっぱり真っ赤になりました!とっても綺麗な赤です。ジュースだけ見ると、イチゴジュースのようにさえ見えます。これが天然の色だなんてちょっと信じられないくらい。味も濃厚で酸味も甘味もしっかりあって、とっても美味しいです。日本で購入するとけっこう高いですが、イタリアは日本に比べると果物が安いので果物好きな私にはたまりません。新鮮な生絞りレッドオレンジジュースを飲むのは至福の時です。フィレンツェもすっかり春の陽気で(このブログ内でフィレンツェの天候と気温も載せるようなりました。トップページの右側をご覧ください♪)、オレンジの旬は終わりかけていますが、季節外れでも飲みたいのがオレンジ生絞りジュースです。
さて、オレンジジュースは、生絞りフレッシュジュースの場合はSpremuta(スプレムータ)といいます。spremutaはオレンジのみならず、グレープフルーツなどかんきつ類全般に対して使われます。ただ、どこのBAR(バール)でも、spremutaといえば、だいたいオレンジのことを指すので、Barで生絞りフレッシュオレンジジュースが飲みたければspremutaと注文してください。一方、生絞りではなく、瓶やパックに入ったオレンジジュースの場合はSucco di Arancia(スッコ・ディ・アランチャ)といいます。 オレンジの英語の発音は日本人にはとても難しいですが、イタリア語はArancia(アランチャ)と簡単ですので、イタリアにお越しの際は是非、「アランチャ」トライしてみてください。
オレンジを使ったイタリア料理のレシピも合わせてどうぞ♪色鮮やかに仕上がるので、おもてなし料理としてオシャレで華やか、お客さんをびっくりさせることができますよ。お試しください~。
~オレンジを使ったイタリア料理のレシピ~
【見た目にも鮮やかメカジキとオレンジのリゾット/Risotto al pesce spada e arance】
【濃厚オレンジソースが食欲をそそる白身魚ムニエル/Filetti di Platessa all’Arancia】
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